2023年9月2日 更新

【悲報】マニアック映画上映で知られる京都名物映画館が60年の歴史に幕「京都みなみ会館」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は南区西九条にある地元名物映画館が9月いっぱいで閉館。最後に映画鑑賞をしてきました。

京都名物映画館が惜しまれつつ閉館へ

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南区東寺。すでに9月入りしているにもかかわらず、酷暑続く京都。
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今回はマニアアックな映画を上映する映画館として知られ、自分自身もよく利用していた、今となっては京都の映画館の中では老舗「京都みなみ会館」が、厳しい経営状況が続き収益の見込みも立たないという理由から、今月9月いっぱいをもって閉館されることを知りやってきました。

現在の新館は2019年に移転オープンした建物で、それ以前はこの向かいの、現在コンビニのある場所に旧館がありました。旧館の老朽化から移転オープンされましたが、その後コロナ禍が映画館をはじめエンタメ業界全体に多大な打撃を与えたことは間違いありません。
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旧館時代を思い出すスクリーンを飾った緞帳。
そういえば、昔はこんな小学校の体育館の舞台と同じような緞帳がどこの映画館にもあったような記憶です。

かつて京都市内の至る所に映画館があり、その個性もさまざまで個人的にはいろいろと使い分けしながら映画鑑賞していました。その中でも、ここ京都みなみ会館はマニア受けする話題の作品や、夏ならホラーやオカルト映画オールナイト上映など、その企画力に独自性があり、いつも注目していました。
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かつて旧館でインド映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』が上映され、自分にとってのインド映画初体験がそれで、今回は昔を偲びインド映画を見ることに。現在インド大映画祭と題して、インド映画7作品を日替わりで上映中。
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新館になってからはネットでチケット予約できるようになり、発券もタッチパネルでスムーズに。

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新作をはじめ、昔懐かしい作品も上映中。
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旧館時代と比べ、キャパは小さくなりましたがシートの快適さはもちろんのこと、客席とスクリーンの間に傾斜もつけられて格段に心地よい鑑賞が可能になりました。逆に旧館時代の固い椅子やほとんど傾斜のない客席配置が今となっては懐かしく思い出されます。
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9月閉館ということもあるのか、ゲスト登壇目白押しのようでした。話題作のチケットも完売。
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今回はインド映画『サーカス』を鑑賞。おそらくコメディー映画だと思いますが、笑いのツボはちょっとインド人とは違うかな、と(笑)それでも全てがトゥーマッチなところはインド映画ならでは。途中休憩がインドではあたりまえなのか、そのお知らせシーン無視で135分上映。新館のシートの良さに救われ、最後まで快適に鑑賞(笑)

コロナ禍がそれまでの日常の価値観自体を変えてしまい、それがエンタメにも及んだのかなと。残念ではありますが、長きにわたる営業お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。上映作品は9月いっぱいまで目白押しです。最後にぜひご鑑賞ください!

詳細情報

名称:京都みなみ会館
場所:京都市南区西九条川原城町110
電話番号:075-661-3993
公式サイト:https://kyoto-minamikaikan.jp/
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