2023年12月27日 更新

【京都の冬行事】「矢田寺」の「かぼちゃ供養」~冬の無病息災を祈願~

三条寺町を上がってすぐにある「矢田寺」で「かぼちゃ供養」が行われました。多くの参拝客が「大かぼちゃ」を撫で、冬の無病息災を祈願していたので、その様子をご報告いたします。

諸病退散を願う冬至の行事

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冬の寒さで体調を崩すことが多いことから、古来より諸病退散や中風除けを願って冬至の日(12/22)にかぼちゃを食べる風習がありますが、その風習に因み、矢田寺では毎年12月23日に「かぼちゃ供養」を執り行っておられます。
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「矢田寺」の御本尊の地蔵菩薩は「矢田地蔵」として親しまれ、人々の苦しみを代わりに受けてくださる「代受苦地蔵(だいじゅくじぞう)」として広く信仰を集めています。
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そうした御本尊にも因み、境内には大きなかぼちゃがふたつ奉納され、参拝客がかぼちゃをなでて、無病息災を祈念していました。
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「矢田寺のかぼちゃ供養」では、まず、かぼちゃの供養と人々の無病息災の祈りが捧げられます。
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お祈りが済むと、参拝客が呼ばれ、人々が次々とかぼちゃをなでて無病息災を祈念しておられました。
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早朝から多くの参拝客が訪れ、祈念の列は長蛇となって続いていました。

お持ち帰り用の「かぼちゃ煮」も用意

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お参りを終えた参拝客が、必ずといって良いほど、皆さんお求めになるのが「お持ち帰り用のかぼちゃ」です。
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祈念と併せ、こちらのかぼちゃをいただくと、この冬ずっと健康でいられるような勇気が湧いてきます。
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その他にも、矢田寺には「しあわせ大日如来」や御朱印など、見所がいっぱいです。

是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報

<かぼちゃ供養>
 ◇開催日時
  ・12月23日 10:00より
 ◇かぼちゃ無料接待
  ・かぼちゃ無料接待は感染症その他諸般の事情により中止
  ・代わり重要文化財矢田地蔵縁起絵巻絵解き法話会を事前予約制により開催
   ※持ち帰り用かぼちゃ付き

<矢田寺>
 ◇時間
  ・8:00~19:30
 ◇拝観料
  ・無料

アクセス

<矢田寺>
 ◇所在地
  京都市中京区寺町通三条上ル
  TEL 075-241-3608/FAX 075-241-3608
 ◇公共交通機関
  ・地下鉄東西線「市役所前駅」すぐ
  ・JR京都駅 地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」乗換、東西線へ
  ・京阪電車「三条駅」下車、西へ徒歩約5分
  ・阪急電車「河原町駅」下車、北へ徒歩約10分
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