2018年3月27日 更新

「忠臣蔵」ゆかりの地・山科にある桜の名所「大石神社」アイドルはポニー!?

年末の時代劇としてよく知られる「忠臣蔵」。この作品の主人公・大石内蔵助良雄が討ち入り前に隠棲していた場所が山科と言われ、山科にはゆかりの地が多数あります。今回ご紹介するのは、そのうちのひとつ大石神社です。

赤穂浪士を慕う有志たちによって建立された神社

 (119159)

大石神社の建立は1935年(昭和10年)と、比較的最近のことです。その理由は、赤穂浪士を慕う有志たちによって建立されたところから。有志の中には、当時の京都府知事や浪曲界の重鎮であった吉田大和之丞 (奈良丸)なども名を連ねていたそうです。
現在は、ご神木の大石桜の美しさもあり、知る人ぞ知る桜の名所です。
 (119160)

参道も桜並木が続きます。3月26日時点で大石桜は満開、参道は二分咲きといったところ。神社の公式HPで、桜の開花状況が確認できるので、ご訪問の際の参考にしてください。
http://www.ooishijinja.com/
 (119164)

境内にあるひときわ大きな桜が大石桜です(写真右側)。
 (119170)

境内は二千三百坪と、とても広々としています。手水で手を清めたら本殿へ向かいましょう。
 (119161)

満開の大石桜!献灯の上に降り注ぐ花の枝がとてもきれいですね!満開の時期にはライトアップされて夜も見学できますが、今年は24~26日ととても短い!
満開の時期だけなので、夜桜見物ができた人はとてもラッキーです。
 (119162)

鳥居と本殿と共に。毎年四月の第一日曜日には「さくら祭」が催されます。
 (119166)

本殿前から。とても立派な枝ぶり。昭和8年の建立の際、その地に生育していた「しだれ桜」を整備の終えた境内に定植させたものなのだそう。
今では「山科区民誇りの木」にも指定されており、山科を代表する名木です。
 (119171)

青空と桜の組み合わせは、やはり絵になります!
樹高約10mととても貫録のあるしだれ桜です。
 (119163)

桜の枝越しに見る本殿はとても雰囲気があります。ベスト撮影スポット!
 (119167)

こちらは、忠臣蔵宝物殿です。大石内蔵助良雄の書をはじめとする赤穂浪士ゆかりの品が所蔵されています。
過去には市川團十郎、木村拓哉も訪れたことがあるのだとか。見学は無料です。
 (119168)

大石願掛け像。討ち入りの前、山科で願掛けをしたと伝わっています。
 (119173)

赤穂義士討入りに際し、必要な武器を調達した、大阪の豪商「天野屋利兵衛」を祀る摂社の義人社です。「天野屋利兵衛は、男でござる」というセリフをご存じの方もいらっしゃるかも?
商売繁盛の御利益があるといわれています。
 (119172)

珍しい、角がある狛犬。
 (119169)

境内にはポニーが!観光客や地元民のアイドルなのだそう。名前は花子。かわいいですね!

君の仇討を果たし、その後に切腹した赤穂浪士たちの生き様、なんだか桜の儚さに通じるものがあるような気がします。大石神社の桜を眺めながら、彼らの忠義を偲んでみてはいかがでしょうか。
今年のさくら祭は4月1日!お琴の演奏や献茶式、露店も立ち並びます。

大石神社 クチコミでの評判

詳細情報

正式名称:大石神社
住所:京都市山科区西野山桜ノ馬場町116
電話番号:075-581-5645
公式HP:http://www.ooishijinja.com/
20 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

キョウトピ まとめ部 キョウトピ まとめ部