2016年7月26日 更新

烏丸札ノ辻*グランドリニューアルオープン!ホテルアンテルーム京都③・内覧会に行ってきました【ホテル】

先日よりしつこいぐらいお知らせしている、ホテルアンテルーム京都のリニューアル情報。新館リニューアルオープンに伴い、内覧会・レセプションが開かれましたので訪問してきました。新客室の様子をたっぷりとお届けします!

テーマは「365日アートフェア」!

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内覧会当日。玄関にこんなモニュメントが置かれていました。
先日訪問時にはありませんでしたが、これは一体??
もうすでに意味がわかりません〜
これでこれからの展開がぐーんと楽しみに(笑)!
今回のリニューアルでは、新たに67室を増室し、SANDWICHのアートディレクションのもと「365日アートフェア」というコンセプトが加わりました。この革新的な試みには、世界的に活躍するアーティスト、若手アーティストに加え、アルトテックやギャラリーノマルといった多彩な顔ぶれも賛同、70組余りのアーティストによる200点以上もの作品が、客室、パブリックスペースなど、館内の至るところに展示されます。作品は購入することもでき、展示作品は新陳代謝のように常にフレッシュな状態で入れ替わります。
ロビーをすぎ廊下の先からが新館。
内覧会では新設の客室全てが見学できるとの事なので、張り切ってまいりましょう〜
1階〜6階までレイアウトが異なるもののそれぞれ10室前後あり、合計67室。
67室も増えるとはすごいですね!
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1階は個性光る庭付き客室

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新館入ってすぐのルームがまずコレで驚き!
この部屋は写真家・蜷川実花によるコンセプトルーム。
蜷川さんの作品である桜の作品のグラフィックを施し、客室全体ギャラリーとなるようデザインされたとか。壁は愚か、ふとんやカーテンもすべて桜に圧巻。
庭には本物の桜の木も植えてあるそうで、桜が咲く頃には中も外も、まさに桜満開の世界!
女子には「かわいい〜♡」と大ウケでしたが男性陣はどんな感想を持たれるのでしょうか…?
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1階の客室には全て庭と庭を望むバスタブが用意されている様子。それぞれデザインが違っていて、それらを見るのも楽しかったです。
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こちらは名和晃平のコンセプトルーム。一見シンプルで、アートが際立つように無彩色の空間にされているそうですが、庭が攻めてます(笑)。
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横にやたら長いのはミラーテレビだそうで、客室に入った時に、客室内に庭を取り込むようなデザインにされているそうです。
細部まで考え作りこまれている所にため息です。
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客室の基本的なレイアウトは同じでも、デザインで全く違う部屋に仕上がっています。
部屋によってはこのように作家さんが常駐されていて、お話を聞くことができました。

上の画像の白く見えるものは、風船を小さく切ったり巻いたりして表現されているんだそうです。
そしてコレはマントで、コレを来たダンサーがパフォーマンスされたとか。
近づいてみれば確かに風船の素材感が見て取れて、めっちゃ興味深かったです。
こんな事聞かないと全くわからないから、お話が聞けてひとつ賢くなりました!
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上はどちらも庭の画像ですが、作家が違えばこんなに違う(笑)。
↑の庭のこの人は、夜になると頭が光るそうで、しかもサイレンのようにライトがグルグル回るという(笑)
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上の庭の作家さんがこの方で木村舜さん。はにかんだ感じがキュートでした(笑)。

率先して説明されている作家さんがいらっしゃれば、木村さんのように奥手でこちらからの質問に恥ずかしそうに超えたてらっしゃったり。
けれど平均して皆さん気さくにいろんな事をお話してくださっていて、アートに詳しくなくてもすごく楽しめました。
こんな機会、なかなかないですよね!
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2〜5階の客室はギャラリー的な客室になっており、壁に作品が展示されているというのが基本スタイルのようです。
1フロアにシングル・ダブル・ツインルームがあり、少し広めだったりミニマムだったり、一部は小上がりの部屋があったりで、それぞれ使い勝手が良さそうな客室ばかり。
1つ1つご紹介しているとキリがないので、刺激が強い6階へ飛びます(笑)

6階は天井高く刺激的な客室

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6階は「コンセプトフロア」という位置付けで、他の階より明らかに派手で刺激的。客室としては最上階で天井が高く開放的なのも印象的。
このフロアは自由度が高いようで、それぞれ作家がやりたい放題やりました的な(笑)攻めてる感をビシビシ感じる事ができました。

上記は玄関の壁にもアートを施しているBAKI-BAKIと、表具師・井上雅博とのコラボルームだそう。
BAKI-BAKIさんの大胆かつ繊細なラインを、井上さんが和紙クロスで表現されたとの事。
個性的なバキバキラインと和がいい感じで馴染んでいてめっちゃ男前!
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こちらは四条大宮でホステルを展開している「クマグスク」の客室。
京都造形芸術大学の講師をされている矢津さん率いるアート集団ですが、大宮のクマグスクもたいがい個性的ですが、こちらもかなり斬新。まず部屋がほぼ真っ暗であやしすぎ!ここだけかなり異質です(笑)。

ホテルの中にあるホステルがコンセプトだそうで、ホテルの中に別のホステルが入り込んでいるような空間に仕上がっています。
確かに室内にクマグスクの派手なサインや、他の部屋にはないついたて的なのがあり…この世界観は素晴らしいです。
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こちらはウルトラファクトリーといえばの、ヤノベケンジの部屋。ウルトラに比べるとシンプルな印象ですが、アンテルームがヤノベ氏が作り出したキャラクター”サンシスター”の家だったら、というコンセプトだそうで、日常に使われるものが巨大化したアートワークを製作をされているとの事。ベッドサイトの作品は実は洋服のフックで、ナイトランプなんだそう!そして床に置かれたコレ↑は引き出し取手を巨大化したオブジェなんだそうです。
やっぱりおもしろすぎます!!
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これは落ち着いて寝られるんだろうか?と思ってしまうような(笑)遊び心たっぷりな金氏徹平さんの客室。
プラスチック製品やおもちゃ、雑誌の切り抜き、シールなど身の回りにあるものを素材に、コラージュ的手法を得意とされているからか、アメニティーのケースが工具入れっぽいものだったり、天井からぶら下がってるモニュメントがタンバリンだったり!身近な感じに何だかほっこり。
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この部屋に篭もり壁に直接ペイントしたという宇加治志帆さんの部屋は、カラフルでかわいくご機嫌になれそう。パステルカラーだけどごちゃごちゃしすぎずくつろげそう。
トイレにもペイントされていて、篭って塗りました〜との事。暑かったですとおっしゃってましたが、そりゃそうでしょう(苦笑)
トランクをテーブルに見立てたりアンティークの家具もご自身のチョイスだそうで、徹底的に世界を作り込んでおられます。

素敵な客室ばかりですが、個人的にはこの部屋が一番お気に入りでした。泊まってみた〜い♡

大賑わいの中ライブ、パーティーへ…夜は終わらない!

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2時間あった内覧会。見学に2時間もかからないだろうと思っていましたが時間いっぱいで足りないぐらい。それだけ個性的で魅力的で見応え充分のアンテルームの新客室。
もう一堂に見られる機会は残念ながらありませんので、気になる方は実際に泊まって良さを体感してみてください。
泊まれば何倍も楽しい事間違いありません!
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内覧会が終わりロビーに戻るとこの人出!過去に参加したイベントもそれなりに賑やかでしたが、ここまでの人出ははじめて見ました。まるで満員電車のようで立つ場所もないぐらい(苦笑)。
この後ライブがありパーティーへと続くのですが、私はやむなく退散。きっと楽しく記憶に残る夜だったろうと思います。

内覧会だけでも参加できて、貴重な体験ができてすごく良かったです。
このリニューアルで、アンテルームの情熱や気迫を感じられたような気がします。365日アートフェアとかすごすぎる!
そしてどんどん個性的になってきていて、今後の展開がますます楽しみになってきました。
こういうホテルはきっとアンテだけ。唯一無二の存在で、アートを通してゲストを楽しませて欲しいと思います。
モーニングにバーにアートに展覧会にイベントに…これからも進化し続けるアンテを応援し続けます!

ホテルアンテルーム京都 on Instagram

家帰ったら何か出現してた。 #HotelAnteroomKyoto #sigmaphoto #dp3quattro #foveon

オゴセ ユウスケさん(@yusukeogose)が投稿した写真 -

HOTEL DATA

住所:京都市南区東九条明田町7番
電話:075-681-5656
アクセス:JR京都駅八条口より 徒歩15分/市営地下鉄烏丸線 九条駅より 徒歩8分

H.P:http://hotel-anteroom.com/
Facebook:https://www.facebook.com/anteroom
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