バス停は『京都造形芸術大学』のまま
たまたまグールグルマップで調べごとをしている時に発見。今まで『京都造形芸術大学』と認識していた大学名称が『京都芸術大学』と変更されて表示。
つい最近地元ニュースでも流れ、話題となった大学名称変更問題。
つい最近地元ニュースでも流れ、話題となった大学名称変更問題。
ですが、大方の予想に反し、今年8月27日の判決では、京都市立芸術大学の訴えを棄却。『京都芸術大学』の使用を認める判決に。すでに大学ではこのように変更された名称になっています。
かねてより、京都芸術大学側に名称を再考するよう求めていた門川大作京都市長も、今回の判決に遺憾を示し、ほとんどの地元民の反応もまた同じような見解。
かねてより、京都芸術大学側に名称を再考するよう求めていた門川大作京都市長も、今回の判決に遺憾を示し、ほとんどの地元民の反応もまた同じような見解。
というのも、古くから両校の歴史を知る地元民からすると、とても違和感を覚える結果。
京都市立芸術大学は1880年(明治13年)に創設された名門。 日本で初の公立の絵画専門学校を母体に設立された、日本最古の芸術大学。地元民の間では、「京芸」「市芸」などの略称で親しまれています。
京都市立芸術大学は1880年(明治13年)に創設された名門。 日本で初の公立の絵画専門学校を母体に設立された、日本最古の芸術大学。地元民の間では、「京芸」「市芸」などの略称で親しまれています。
一方、京都芸術大学は私立大学。1977年創立の京都芸術短期大学がその前身で、1991年に現在の4年制大学を開設し、名称を「京都造形芸術大学」に改め、2000年には短大を吸収合併。特に古い京都人の間では、未だ短大時代の印象が残り「芸短」と呼ぶ人も多数。それは大学になった今でも(笑)
大学前のバス停は、未だ京都造形芸術大学表記になっていて、大学側は京都市交通局に「上終町京都芸術大学前」への変更を要望。交通局は係争中として変更に今のところ応じていません。
在学生の間でも、変更する必要なかったのでは?という声が多く、京都芸術大学がかなり強引に押し切った印象を受けます。
私の友人にも短期大学時代の卒業生が何人かいて、リアル芸短出身者。なので、私自身今後も「芸短」と呼ぶ予定(笑)イケズは京都人の間では、あえて「芸短」と呼び、揶揄する動きも(爆)今後の行方に注目が集まっています。
それに対して、公立大学・京都市立芸術大学が名称の酷似による混乱を招くとして反発。昨年9月、京都造形芸術大学に対し、名称の使用差し止めを求め、大阪地裁に提訴。