京都国立博物館の新春イベント、イケメン華道男子グループ「IKENOBOYS」のいけばなパフォーマンス

京都国立博物館にて2019年1月6日に行われた新春イベント、いけばなパフォーマンスレポートです。出演は華道家元池坊プロデュースによるイケメン華道男子グループ「IKENOBOYS」。お正月らしい華やかないけばなライブの様子をどうぞ。京博公式キャラクターとらリンも応援に来てくれましたよ。

目次

京都国立博物館の2019年お正月イベント

お正月から美しい、京都国立博物館・略して京博の明治古都館。こちらで京博の2019年のお正月イベント、いけばなパフォーマンスが1月6日に開催されました。
出演は「IKENOBOYS」、華道家元池坊がプロデュースするイケメン華道男子グループ。

ん?

“イケメン”華道男子???

大丈夫か?ホントにイケメンか?
伝統ある池坊の美意識は、イケメン基準も伝統モノだったりしないか?
源氏物語絵巻に出て来そうなしもぶくれBOYS来たらどうしよう!(それはそれで見たい)

なんて、当日ドキドキしながら京博を覗いてみましたところ…

ほんとにイケメン登場!

ほっと胸をなでおろしまして。
京博新春イベントのイケメンによる、いけばなライブパフォーマンスレポートです。

2人のイケメンと2種のいけばな

重要文化財にも指定されている明治古都館は京博のシンボル。いけばなパフォーマンスが行われたのは西洋神殿を思わせる真白な中央ホールです。会場は安定の満席!

新年の挨拶と自己紹介からイベントはスタートです。今回の出演は「IKENOBOYS」の柿沢正一氏と田中伸明氏のお二人。
金屏風前に現れた、これからいけばなライブを披露してくれるという和装のイケメン。会場を見回しにっこり微笑むと、

「どうぞ気軽に、アンソニーと呼んでくださいね」

あだ名、まさかの洋風!!

そのままトークは軽快に進み、紅白の配色がおめでたいとされる理由、松竹梅が縁起物とされる由来、今回使用する花の歴史や花言葉など。

実際にお花を生けながら「この花にはこんな歴史があって…」などなど話してくれるので、わかりやすくて面白い! 大人はもちろん小さな子どもも楽し気に聞き入っていましたよ。

しかも話しながらもよどみなくイケメンたちの手は進み、こちらが話に感心している間にいつの間にやらお花が出来上がっているという寸法。

客席との近さも魅力です。「このお花がどうして〇〇なのか、知ってますか?」なんて時には客席に質問が飛ぶことも。

「もっと気軽にいけばなを楽しんでもらいたい」を活動理念とするIKENOBOYSのイベントは、いけばなを知らない人にとっても親しみやすく楽しめるもの。感心したり、クスッとしたりしながら、いつの間にか引き込まれていきますよ。

なおここまでイケメンイケメンと言ってきましたが、実はIKEOBOYSの「イケメン」は「花をいけるメンズ」の意味。7人のメンバーは全員が華道池坊の実力者で、国内ではテレビやイベントなど全国で活躍、海外でも人気を博しているのです。
見た目がかっこよくて実力派だなんて、なおさら「イケメン(本来の意味の方)」ですけども!

そんなイケメンたちが今回仕上げたお花はこちら。伝統的な型である「生花(しょうか)」と、“飛躍”をテーマとした「自由花」の二種類です。お正月にふさわしい、華やかでおめでたいお花が艶やかに現れました。

松竹梅の伝統的な型「生花(しょうか)」

梅のコケ木、千両、ヤツデ、しだれ桑など縁起の良い花で生けた「自由花」“飛躍”

完成後にはとらリンも登場!

お花の仕上がった後には、京博公式キャラクター「とらリン」も登場! 素敵なお花をご紹介です。

お花に囲まれる袴姿のイケメン3人(?)で記念撮影をして、イベントは終了! なんて縁起の良さそうな絵面!

今年も良い一年になりそうですね。

基本情報

IKENOBOYSの公式サイト

京都国立博物館の基本情報

京都国立博物館 〒605-0931京都市東山区茶屋町527
075-525-2473(テレホンサービス)

関連ページ:https://www.kyohaku.go.jp/jp/index.html

とらリン公式サイト:https://www.kyohaku.go.jp/jp/torarin/index.html