ひとりひとりにコンチキチン~祇園会大丸夏祭り~
7月に入り、四条烏丸周辺は祇園祭の装いです。提灯と祇園囃子が流れ、散策するだけで祭の気分が味わえます。大丸京都店では、「ひとりひとりにコンチキチン」をテーマに、恒例の「祇園会大丸夏祭り」が行われています。
大船鉾 龍頭
大丸京都店の正面に、大船鉾の龍頭が展示されています。勇ましくて、煌びやかで思わずシャッターを切りたくなります。こちらの龍頭は7月12日迄展示、その後は瀧尾神社の龍頭が展示される予定です。
祇園祭後祭の殿を行く大船鉾。その軸先を二年に一度飾るのが、展示されている龍頭です。1800年頃、松村県春の下絵を元に龍頭が作製されたそうです。2014年、150年ぶりに大船鉾が復活、2016年には瀧尾神社のご寄進により龍頭が復元、2020年の復興事業でかつての姿と同様に、滚箔が施され現在の姿となりました。
店内の様子
店内には、前祭・後祭で授与されるちまきが展示されています。ちまきとは、食べられるちまきとは違い、笹で作られた、疫病・災難除けのお守りです。山鉾によって、ご利益が違うそうで、装飾や見た目も様々です。一覧で展示されているのは貴重で、一見の価値ありです。(7月24日まで展示予定)
山鉾のミニチュアが販売されています。華やかな山鉾が忠実に再現されています。
祇園祭山鉾町会所の、場所が再現されたマップです。会所では、豪華な装飾品の展示や、粽、御朱印などの様々な授与品があり、巡ってみるのも楽しいです。
祇園祭の山鉾は34基あり、祇園祭のハイライト、山鉾巡行は、7月17日と24日に行われます。華麗な装飾が施された山鉾が京都の町を巡行し、疫病退散を祈願します。
長刀鉾のミニチュアです。ミニチュアといっても、結構な大きさで、こちらもリアルに再現されています。長刀鉾は、前祭で、常に先頭を行く鉾で、唯一生稚児が乗る鉾でもあります。
山鉾にはそれぞれマークのような紋章があり、そちらがアクリルスタンドになっています。ガチャなんて、なにが出てくるか?わくわくしますねー♪
ミニチュア山鉾巡行
地下道ウインドウでは、「ミニチュア山鉾がかわいく巡行」として、山鉾のミニチュアがゆっくりと巡行しています。祇園囃子が流れる中、タイトル通り、本当にかわいく(笑)巡行していています。思わず声が出たり、足を止める方や、記念撮影される方が多かったです(7月31日迄)
7月2日に行われたくじ取り式で、決定した巡行順に展示されています。山鉾が忠実に再現されたミニチュアですが、巡行順までしっかりと再現されているなんて、ちょっと嬉しくなります。コロナ禍で山鉾巡行が中止された時に、こちらの巡行を見に来たのを思い出しました。
今回は祇園会大丸夏祭りを紹介させていただきました。グッズ販売や祇園祭にちなんだ限定スイーツなどもあり、ちょっと違った角度から、祇園祭を楽しめると思います。今年の巡行も、無事に行われることを願いつつ…近くへ行かれた際には、立ち寄られてはいかがでしょうか?
今回は祇園会大丸夏祭りを紹介させていただきました。グッズ販売や祇園祭にちなんだ限定スイーツなどもあり、ちょっと違った角度から、祇園祭を楽しめると思います。今年の巡行も、無事に行われることを願いつつ…近くへ行かれた際には、立ち寄られてはいかがでしょうか?