【京都和菓子】郊外にある老舗の工場直売所へ!限定のできたて銘菓も「鶴屋吉信」

京都を代表する老舗和菓子店「鶴屋吉信」。創業200年以上、全国に店舗を展開する京菓子の名店ですが、実は亀岡市に工場直売所があるのをご存じでしょうか。郊外にある大きな工場には、一般客も利用できる直売店が併設され、定番の銘菓から季節の生菓子まで揃います。限定のできたて和菓子も販売される、老舗の製造拠点を訪ねてきました。

目次

郊外にある老舗和菓子店の工場直売所へ

京都を代表する老舗和菓子店のひとつ「鶴屋吉信」。1803年創業、堀川今出川に本店を構え、200年以上にわたり京菓子の伝統を受け継いできた名店です。
代表銘菓の「京観世」や「柚餅」をはじめ、季節の生菓子など幅広い和菓子を展開。京都市内だけでなく、東京や全国の百貨店にも店舗を構えています。

そんな鶴屋吉信の製造工場が、亀岡市にあるのをご存じでしょうか。今回は、亀岡にある「鶴屋吉信 FACTORY店」を訪ねてきました。

亀岡市内にある鶴屋吉信の工場。京都縦貫道 千代川ICから車で5分ほどという立地で、大きな建物の外壁には、おなじみの鶴のマークと「鶴屋吉信」の文字が掲げられています。駐車場も用意されており、車でも立ち寄りやすい場所です。

工場と聞くと、少し無機質な施設を想像しますが、こちらはガラス張りのスタイリッシュなエントランスが印象的です。

限定のできたて銘菓も好評!

中に入ると、木を基調とした落ち着いた店内。正面には大きなショーケースがあり、定番の和菓子から季節の商品まで、さまざまなお菓子が並んでいます。
工場併設の売り場ながら、老舗らしい上品な空間です。いわゆるアウトレットや訳あり商品を安く販売する工場直売所ではなく、通常の商品を購入できる店舗です。

直売所の特徴のひとつが、できたての和菓子を購入できること。なかでも注目したいのが、鶴屋吉信の人気商品「つばらつばら」です。
もちもちとした焼き皮で粒あんを包んだ定番の和菓子。普段から店頭で販売されていますが、FACTORY店では第2・第4火曜日限定で、できたての「つばらつばら」を購入できます。

事前予約も可能。工場直売所ならではの楽しみですね。

※価格やメニューは取材時の内容です。

また、季節の生菓子も予約制で販売されています。四季の移ろいを繊細に表現する京菓子。こうした季節感も、老舗和菓子店ならではの魅力です。

気になった和菓子をいくつか購入してきました。
鶴屋吉信の包装紙には、おなじみの鶴のマーク。シンプルながら品があり、手土産にも喜ばれそうです。

今回購入したのは、黒糖わらび抹茶プリンやつばらつばら、紡ぎ詩など。

まずは「黒糖わらび抹茶プリン」。
なめらかでつるんとした質感。抹茶の風味がしっかりと感じられ、黒糖わらびとの苦みと甘みの組み合わせもいいですね。
和菓子店らしい素材の使い方で、甘さも穏やか。抹茶の風味を楽しめる一品です。

続いて、人気の「つばらつばら」。
ふっくらと焼き上げられた皮に、粒あんがたっぷり。皮はしっとり、もっちりとした独特の食感で、粒あんの優しい甘さがよく合います。
久しぶりに食べましたが、やっぱり美味しいですね。

定番銘菓の紡ぎ詩。しっとりとした焼き皮の中には、刻んだ栗入りのこしあんがぎっしり。表面にまぶされたケシの実が香ばしく、優しい甘さのあんとよく合います。小ぶりながら、満足感のあるおまんじゅうです。

華やかさやインパクトより日常に寄り添うような、素材の風味を大切にした落ち着いた味わい。
こういうお菓子は、日常のお茶菓子としてもいいですし、ちょっとした手土産にも重宝します。

京都市内の本店や百貨店ではおなじみの鶴屋吉信ですが、こうして亀岡の工場を訪れる機会は、なかなかないかもしれません。
大きな工場ですが、観光施設のような設備があるわけではありません。それでも、200年以上続く老舗の歴史が、日々のお菓子づくりによって受け継がれていることを改めて実感しました。

工場直売所だからといって、特別に安く買えるわけではありませんが、限定販売のできたてのお菓子など、ここならではの楽しみもあります。
鶴屋吉信のファンなら、一度は訪ねてみたい場所。亀岡方面へ出かけた際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店名:鶴屋吉信FACTORY店(製造工場併設)
住所:京都府亀岡市大井町並河6丁目7番地
営業時間:9:00〜17:00
定休日:水曜
HP:https://www.tsuruyayoshinobu.jp/