【京都モーニング】高コスパ650円地元ファースト☆枯山水ある老舗カフェ「からふね屋珈琲」

左京区聖護院。熊野神社の北側、すぐ近くには京都大学付属病院もある場所。そこに創業50年の老舗喫茶チェーン『からふね屋珈琲』熊野店があります。古くから知る京都人にとってはダッチコーヒーでお馴染みの喫茶店。

そしてパフェの食品サンプルのバリエーションの多彩さからもわかりますが、最近では奇天烈なパフェを提供するお店としても有名。ショウケースの半分くらいはパフェがらみ（笑）

今回は朝活の途中、モーニングを食べようとやってきました。昔から地元密着型のお店で、特にこの熊野店は近くに京都大学や京大病院もあるため、地元民の利用客多数のお店。

エントランス入ったところにダッチコーヒーを抽出する装置が飾られていますが、ちょうどお店の方がセットされてるところでした。上から水が落ち、挽いたコーヒーの入ったカラムを通り、ゆっくりぽたぽたと下に溜まっていく様が見えます。

店内は外観からは想像できない間取りになっていて、店の中央にガラス張りの枯山水庭園が設けられ、その周りにテーブル席が配置され、どの席からもお庭が眺められ、緑の植栽もあり、開放的で明るい雰囲気。これがあるだけで、ちょっと癒される空間でもあり。そして店内BGMにはジャズが流れています。

モーニングメニューはこちら。わりとシンプルなメニュー中心ですが、モーニングは550～700円の値幅で5種類提供。昨今のインフレ値上げラッシュを思うと破格とも言えます。観光客向けの豪華なモーニング、というよりデイリーに喫茶店モーニングを利用する地元客ファーストという印象を受ける内容。

セットのドリンクもこの中からチョイスでき、以前よりバリエーションが増え、カフェオレやジュースが加わりました。

で、今回はサンドイッチやフレンチトーストもそそられましたが、定番『からふね屋モーニング』650円を注文。モーニングメニューは７～11時までの提供になります。

待ってる間、店内を見渡すとマガジンラックに各種新聞があり、その脇に老眼鏡まで用意され、至れり尽くせり（笑）

そうこうしているうちに登場したからふね屋モーニングがこちら。

お皿にはトースト、スクランブルエッグ、ベーコン、サラダ、ちょっと隠れていますがオレンジ2切が乗っていて、バランスのいい一皿。ドリンクは挽きたてドリップ珈琲をチョイスしました。

まずはトースト。山型食パンになっていて京都老舗ベーカリー『進々堂』謹製。喫茶店トーストらしくうっすらマーガリンが塗られ、どこか懐かしさをおぼえる味わい。

スクランブルエッグとベーコン。わりと厚切りのベーコンは予めカットされていますが、ちょうどいいボリューム。これがあるだけで、一皿としてリッチなモーニングになるというか。

小さなココット容器に入っていますが、意外とぎっしり詰め込まれたサラダ（笑）水菜、紫キャベツですかね。ドレッシングの酸味も効いてて、いい箸休め。

フルーツがあるだけで、ちょっと豊かなモーニングになるというか（笑）

コーヒーは挽きたてドリップ。焙煎が効き、わりと深煎り気味で濃いめのコーヒー。個人的に好きなタイプ。

入店した時はわりと空いてましたが、この後続々と客が訪れあっという間に満席に近い状態に。落ち着く店内でゆっくり朝食が食べられ、しかも割安なのに美味しいコーヒーとバランスのいいモーニング。近所、あるいは通勤経路にあったらデイリー使いしたくなるのがわかるような、居心地のいいお店ですね。ヨ～イヤサ～♪