『桜の神社』で知られる平野神社
北区平野、通称『桜の神社』で知られる京都屈指の桜の名所『平野神社』。境内には約60種、400本の桜の木があり、神紋は桜。そろそろ桜の開花時期かとパトロールにやってきました。3月18日の様子。
創建は奈良時代末期、平城宮の宮中(桓武天皇の父光仁天皇の御所)に祀られ、延暦13年(794)平安遷都と同時にこの地に遷座。かつては現在の京都御所に匹敵する神領を誇っていたそうです。
地下100mから汲み上げた名水としても知られる御神水の手水舎前には多くの人だかり。そ枝垂桜『魁桜』が見頃を迎えていました。魁桜は平野神社の原種の桜で、京都の里桜の中で一番最初に咲くことから、この桜が咲くと京都のお花見が始まると言われています。
皆、ここぞとばかりに撮影。ちょうど大学の卒業式を終えた袴姿の学生さんたちも参拝に来られていて、春らしいいい背景になっていました。
皆、ここぞとばかりに撮影。ちょうど大学の卒業式を終えた袴姿の学生さんたちも参拝に来られていて、春らしいいい背景になっていました。
そして、境内。
2018年秋の京都市内で猛威を振るった台風21号被害で倒壊した拝殿でしたが、復興工事で無事完成し、以前のように拝殿越しに枝垂桜も見ることができるようになりました。
2018年秋の京都市内で猛威を振るった台風21号被害で倒壊した拝殿でしたが、復興工事で無事完成し、以前のように拝殿越しに枝垂桜も見ることができるようになりました。
その枝垂桜ですが、開花はまだまだの様子ですね。
そして、昨年屋根の葺き替え工事を終えた本殿。春はどの季節よりも参拝客の多い平野神社らしく、地元民に加え観光客らしき方も多く来られていました。
神社の南側に広がる桜苑。昨年と同様、2023年3月24日(金)~4月16日(日) 日没~21:00の期間、夜間ライトアップも実施予定。今はまだ菜の花ばかりで桜の開花はほとんど確認できませんが、ライトアップ期間になれば見頃を迎えていそうですね。ご参考に。