花山法皇ゆかりの西国三十三所めぐり番外札所
山科区、地下鉄御陵駅から渋谷街道まで南下した住宅街にある静かなお寺。周辺には田畑もあり、牧歌的風情も感じられる場所。
天台宗のお寺。藤原高子の発願により、僧正遍昭を開基とし、元慶元年(877年)に建立。
寛和2年(986年)、藤原兼家、道兼父子の策略により出家させられ法皇になった花山天皇の宸影を安置する寺で別名・花山寺(かさんじ)とも呼ばれています。この界隈の地名『北花山』もここから由来。
徳道上人創始の西国三十三所観音霊場めぐりが廃れる中、花山法皇はその復興に活躍。その縁で、こちらは番外札所に。
寛和2年(986年)、藤原兼家、道兼父子の策略により出家させられ法皇になった花山天皇の宸影を安置する寺で別名・花山寺(かさんじ)とも呼ばれています。この界隈の地名『北花山』もここから由来。
徳道上人創始の西国三十三所観音霊場めぐりが廃れる中、花山法皇はその復興に活躍。その縁で、こちらは番外札所に。
鐘楼門。応仁の乱で消失したため、寛政元年(1789年)に本堂、五大堂、庫裏とともに再興。
門上には勅命により読んだ菅原道真の漢詩が刻まれた三代目の梵鐘が収めれらています。
鐘楼門両側には帝釈天像と梵天像があったようですが、現在では京都国立博物館に保管。
こじんまりとしたスペースの境内ですが、お庭には植栽が豊かで、秋には紅葉が彩り美しい景色みたいです。この時は蝋梅や紅梅、山茶花など開花していました。
手水鉢にも季節の切り花が。
本堂。
ご本尊である、薬師如来像が安置。
垂木や柱に昔の大判千社札がたくさん貼られ、ひっそりとした雰囲気とは裏腹に、多くの霊場めぐりの参拝客でにぎわったことがうかがえます。
紅梅も開花して、本堂に彩りを添えていました。
「花山院法皇御落飾道場」と刻まれた石碑。
花山天皇は、寵愛していた女御が妊娠中に亡くなり、悲しみにくれる中、藤原兼家らの策謀にで退位し、元慶寺で落飾。その場所であることが標されています。
この他に、花山天皇には数々の奇行伝説があり、波乱な人生だったことがうかがえます。
花山天皇は、寵愛していた女御が妊娠中に亡くなり、悲しみにくれる中、藤原兼家らの策謀にで退位し、元慶寺で落飾。その場所であることが標されています。
この他に、花山天皇には数々の奇行伝説があり、波乱な人生だったことがうかがえます。
こちら庫裏が納経所。月に一度は写経会もあり、ちょっと穴場的雰囲気のお寺ですね。
元慶寺 へのツイート
元慶寺さんの朱印!
— 今西晃也 (@imanisiakiya) 2019年2月16日
手水に椿の花が添えられてたり、蝋梅や白梅紅梅と花も満開でした〜。場所柄寒いからまだ蝋梅も残ってるんだね(。>﹏<。) pic.twitter.com/hKsEWHjkba
基本情報
住所:京都市山科区北花山河原町13
電話番号:075-581-0183
電話番号:075-581-0183