電力発電や公園も兼ね備えた多目的ダム
さらにダムには散策コースや公園、ビジターセンターもあります。
現在は新型コロナウイルス感染防止的観点から、ビジターセンター休館、ダムカードの配布休止。ダムカードコレクターとしては残念無念!予定では10月末までだそうです。
現在は新型コロナウイルス感染防止的観点から、ビジターセンター休館、ダムカードの配布休止。ダムカードコレクターとしては残念無念!予定では10月末までだそうです。
堤防を渡ってみました。この日は曇天でしたが、開放的景色が広がります。
主にコンクリートを主要材料とし、コンクリートの質量を利用しダム堤体の自重で水圧に耐えるのが特徴の重力式コンクリートダム形式。こちらは放水口側。
堤高61.4m、堤頂長305.0m。総貯水容量も2855万㎥で前回訪れた畑川ダムよりも大規模。
堤高61.4m、堤頂長305.0m。総貯水容量も2855万㎥で前回訪れた畑川ダムよりも大規模。
反対の貯水側。人造湖『虹の湖』が広がります。湖には7つの橋がかかり、それぞれ異なる色が塗られていることから、七色である虹を命名に。
周辺は公園になっていて、春は桜、秋は紅葉の名所として知られ、毎年桜祭りやもみじ祭りが開催。さらにパターゴルフ場や貸しボート、レストハウスもあるようです。かなりいろんなレジャーも兼ねた施設。
かつて、ここには大野村が存在し、それがダム名の由来になったとか。
かつて、ここには大野村が存在し、それがダム名の由来になったとか。
堤体から少し身を乗り出して撮影。ちょっと足がすくむような高さ。放流するゲートは3つ。
ちょうど堤体通路を挟むように、建物があり、左側が貯水湖側で右が放流口側。
途中折れ曲がっているのも、このダムの特徴。
湖側の建物は、大野発電所施設。現在は遠方制御で管理。水力発電により、年間発電量40,000千kWhとか。これ自体昭和36年作製とあり、まだまだ現役の近代産業遺産と言えます。
この周辺には他にも小規模ダムや水力発電所があり、ダムマニアにとっては興味深いエリア。
この周辺には他にも小規模ダムや水力発電所があり、ダムマニアにとっては興味深いエリア。
昭和36年竣工。昭和37年4月に旧建設省(国土交通省)から京都府に管理移管。由良川下流域の洪水被害の軽減と水力発電を目的とした多目的ダムの「大野ダム」