【京都酒場】昼は材木店、立ち飲みの概念が変わる!御所西の人気酒場「井倉木材」

御所西エリア、京都府庁のすぐ裏。昼は材木店、夜は立ち飲み酒場へと姿を変える「酒場 井倉木材」。ビールケースを並べた即席テラスや、カウンターだけの店内。立ち飲みの枠を超えた唯一無二の空間。つい誰かに教えたくなる酒場です。

目次

御所西エリアで評判の酒場

御所西エリア、京都府庁の裏手にある材木店「井倉木材」。
昼は材木店、夜は立ち飲み酒場に変わる、唯一無二の営業スタイルです。

店内はカウンター席のみの立ち飲みスタイル。夜になると材木置き場も即席のテラス席に変身し、ビールケースに板を置いたテーブルで飲むこともできます。

この日は店内席で。
2軒目使いだったので日本酒からスタート。常時3種類、趣向の異なる日本酒が用意されています。

並々と表面張力ギリギリまで注がれる演出が、酒好きにはたまりません。

料理は定番から日替わりまで幅広く、このスペースでよくぞここまで、というラインナップ。
立ち飲みの枠を超えたセンスのよいメニューが並びます。お手軽なアテから、一級品の食材を使った割烹顔負けの料理まで。

残っていたらラッキーなポテトサラダは、なんと90円。

※以下、税別

厚切りハムカツにはソース、パセリ、マヨネーズ、カラシが添えられ、ちょっとした一手間が光ります。良きアテで、揚げ物にはオリジナルのハイボールが好相性です。

夏の終わりから登場する秋刀魚も注文。今年はサイズよくで脂のりも抜群。1,200円ながら納得の品の良さです。

立派な秋刀魚で、皮目はパリッと香ばしく、身はふっくらジューシー。すだちと大根おろしを添えると、爽やかさが一層引き立ちます。

そして、オーダーが入ってから始まる鱧の骨切り。
「シャッシャッ」と響く大きな骨切り包丁の音もごちそうのひとつ。串を打ち、外の炭火で皮目を焼き上げる焼き霜は、厚みのあるサイズと鮮度抜群の鱧だからこそ味わえる一品です。

食感の邪魔になる端は切り落とし、パリッと香ばしい皮目と、みずみずしいレアな身のコントラストが絶品。焼き霜をたべたことない方には、ぜひ試していただきたい鱧料理のひとつです。
シンプルにわさびと醤油で。

もう一つの名物が「鰹の塩タタキ」。人気で売り切れ必至の一品です。オーダー後に炭火で炙るため香りが抜群。
(鰹のたたきは、作り置きのお店も多いです)

レモンをたっぷり絞り、塩でいただけばお酒が止まりません。添えられた和カラシも好アクセント。

材木店というユニークなシチュエーションで、手軽なおつまみから本格割烹さながらの料理まで揃う「酒場 井倉木材」。
居心地の良さもまた大きな魅力です。「内緒にしておきたい」と思う一方で「もっと知ってほしい」とつい葛藤してしまうそんな特別な酒場です。

店舗情報

店名:酒場 井倉木材
住所:京都市上京区薮之内町77−1
営業時間:17:00〜21:00 ※LOおよび最終入店
定休日:日曜、祝日のある週は振替休業日あり
https://www.instagram.com/sakaba_ikuramokuzai/