【京都西陣】老舗鳥料理店のトロトロ絶品親子丼！築100年の京町家の風情漂う「鳥岩楼」

初代は祗園で創業の鳥料理店

もともとの創業は祗園。
鳥のあらを有効に使いたいと始めた鳥料理の店は、やがて水炊きの名店として知られるようになり、昭和20年に西陣に移転。

夜はその名物の水炊き・鳥料理。そして、昼は親子丼のみ。手軽に老舗名店の味が楽しめるということで、地元民にも観光客にも人気店。

ちょうど北野天満宮に行く途中、久しぶりに食べてみたくなって行ってみました。以前休日に行った時は行列つくるほどでしたが。

入ると、室内アプローチが庭的設え。こちら店の方に聞くと築100年の京町家だそうです。

平日の少し昼過ぎだったんで、わりと空いてました。2階座敷部屋へ。
昔の古い、そして脚の低いちゃぶ台。やかんや箸入れも昔から使い込まれた雰囲気が。

庭を囲む町家の座敷部屋。細々とした建具の意匠にただただ感嘆。ステキすぎる！これで、夜はしっぽりと鍋料理とか。風情ありすぎ（笑）

とにかく、襖や下に敷かれているアジロ

こんな造り窓。

風を通すための設えですかねぇ

富士山型の欄間ですかねぇ。
細かくて、今ではお目にかかれないような意匠を凝らした建具に終始うっとり。これを見れるだけでも価値あり。

そして、ほどなくして親子丼。丼は陶器の蓋付き。わりと小ぶり。

こちらの親子丼、中央に生ウズラ卵が乗ってるんですよね。以前は、鶏卵じゃなくてウズラか！ちっさ！！とか思ったもんですが、この丼にはこれくらいのボリュームの生卵がバランスいいかも、と今になって思いました（笑）

そして、こちら。夜の水炊きに使われるスープが親子丼と一緒に楽しめるのが嬉しい。なんとなーくではありますが、夜の水炊きの味がこれで想像できますもんね。コラーゲンたっぷりで、濃厚なスープ。とても身体が温まります。

いつものように、黄身を崩してみます。小さいながらも、エロい雰囲気を漂わせています（妄）

そして、一口。
う、美味い！久々食べましたけど、黄身と白身がそれぞれ独立してるというか、卵の解き方が絶妙というか。わりとしっかりとした濃い味。鶏は柔らかく、ジューシー。目立つほどに青みは入ってませんが、心底鶏を堪能したい人にはいい。いやはや、お箸がとまりません。

で、あっという間に完食。
まあ、これで満腹というボリュームではありませんが、一つ一つのクオリティが高く、この老舗の風情と設え。900円はまあコスパいいんじゃないですかね。

店を出る時もさらに中庭を眺めてみたり。

上七軒近いですからね。芸舞妓さんとのご飯たべで贔屓にしてる方多いでしょうね。

今は枯れてしまったそうですが、室内に井戸も。

たっぷりと老舗の味、風情を満喫させていただきました。ごちそうさまでした！

ヨ～イヤサ～♪

go!go!親子丼屋さん

#鳥岩楼#京都 pic.twitter.com/4nGS93PGEE
— AMANE (@amaama0314) 2016年11月5日

住所：京都府京都市上京区五辻通智恵光院西入ル五辻町75
電話番号：075-441-4004
営業時間：12：00～14：00(入店)　17：00～20：00(入店)
定休日：木曜（祝日の場合営業）