一足伸ばして京の奥座敷・八瀬の紅葉パトロール
左京区八瀬にある叡電八瀬比叡山口駅前。八瀬方面の紅葉具合はどうかとパトロールでやってきました。神社仏閣ではありませんが、身近にある紅葉を見つけに。しかも、電車利用ではなく、この日は車で(笑)
叡山電車は途中、比叡山口方面と鞍馬・貴船方面へと分岐しますが、現在鞍馬方面は土砂崩れのため運休中とのこと。利用を考えていた方はご注意ください。
古い地元民にとっては、かつて八瀬遊園のあった場所で、その時利用する駅という認識。ですが、八瀬遊園閉鎖に伴い駅名も「八瀬」→「八瀬遊園」→「八瀬比叡山口」と改名の歴史をたどり、今では車利用で八瀬方面に来ることが多くなり馴染み薄。
そして、現在その遊園地跡には会員制ホテル(エクシブ)が建っていて、ますます馴染み薄いです(笑)個人的な話ですが。
それでも、こうして駅舎を見ていると、かつての様子が偲ばれる、なんとも郷愁をそそるような風情。開業以来からの木造駅舎と、特有のドーム状の屋根(トレイン・シェッド)。
背景には紅葉も広がり、叡電利用する目的も車窓風景だったり旅情感だったり、別の楽しみを享受できる仕掛けになっているんだな、とも思えたり。
そして、現在その遊園地跡には会員制ホテル(エクシブ)が建っていて、ますます馴染み薄いです(笑)個人的な話ですが。
それでも、こうして駅舎を見ていると、かつての様子が偲ばれる、なんとも郷愁をそそるような風情。開業以来からの木造駅舎と、特有のドーム状の屋根(トレイン・シェッド)。
背景には紅葉も広がり、叡電利用する目的も車窓風景だったり旅情感だったり、別の楽しみを享受できる仕掛けになっているんだな、とも思えたり。
そこから橋を渡り、比叡山へ向かうケーブル駅へ。高野川沿いは紅葉の錦。いい色づきを見せていました。
さらに高野川を少し下ると、かつての吊り橋跡が。鬱蒼とした草木が絡み廃墟になってからの長い年月が推しはかられます。
さらに、周辺。八瀬遊園時代の汚水ポンプ。現在はきっと使用されていないと思いますが。プールもありましたからね。
さらにこんな散策路があり、いかにももみじの名所的命名(笑)
ですが、高野川沿いに比べ、日当たりがそれほどよくないせいか、小径周辺の紅葉これからといった様子。
ですが、高野川沿いに比べ、日当たりがそれほどよくないせいか、小径周辺の紅葉これからといった様子。
小径内にもかつての遺構が随所にあり、明治33年(1900)~昭和41年(1966)まで高野川の高低差を利用し発電を行った高野水力発電所跡も。発電用の備品ですかね。まだ残っています。
明治28(1895)年に行われた平安遷都千百年紀念祭の成功を記念し、明治35年竣工の記念塔も。最初は平安神宮の北側に建立されてたそうですが、丸太町通拡幅と市電敷設のため昭和4年に現在地に移設。
紅葉チェックにやってきたつもりが、遺構チェックのようになってしまいましたが(笑)
紅葉チェックにやってきたつもりが、遺構チェックのようになってしまいましたが(笑)
さらに広い空き地があり、すでに散ってましたが大きなブナの木と色づくもみじの木の下でお弁当を広げる方もいたり。
他の紅葉スポットにはない、自然豊かでゆったりとした時間が流れていて、遠足気分で楽しめる穴場とも言えたり。
他の紅葉スポットにはない、自然豊かでゆったりとした時間が流れていて、遠足気分で楽しめる穴場とも言えたり。
さらには、比叡山山頂へ向かうケーブル八瀬駅も。時折ケーブルカーが行ったり来たり。
神社仏閣の紅葉の名所とされる場所も素敵ですが、自然いっぱいでちょっと近代京都的歴史も垣間見れる紅葉スポット。ゆったりと楽しめますよ。
神社仏閣の紅葉の名所とされる場所も素敵ですが、自然いっぱいでちょっと近代京都的歴史も垣間見れる紅葉スポット。ゆったりと楽しめますよ。
詳細情報
名称:八瀬もみじの小径
場所:京都市左京区上高野東山
場所:京都市左京区上高野東山