銀閣寺エリアのまったりスポット
銀閣寺周辺、京都観光ナビなど、京都観光情報に必ず掲載されている「白沙村荘橋本関雪記念館」。日本画家・橋本関雪が造営した「白沙村荘」内に建てられた美術館なのだ。 白沙村荘内に大きな日本庭園もあるので散歩がてらやってきたわけで。
受付を済ませ、美しい庭園を見てから美術館に入るルートになっていて、入館料は¥1300なり。
関雪が設計した庭園で、その面積は10,000㎡。大文字山を借景としていて、大小の池の周囲に平安・鎌倉期の石灯籠、石仏等の石造美術など約180点が配置されている、なかなかに見所が多いお庭です。
関雪が設計した庭園で、その面積は10,000㎡。大文字山を借景としていて、大小の池の周囲に平安・鎌倉期の石灯籠、石仏等の石造美術など約180点が配置されている、なかなかに見所が多いお庭です。
苔むしたお庭の緑が綺麗ですな。玉砂利を踏みしめ、ずんずん奥に進むと・・・
大きな池の前に古びた立派な建物があるのですが、大正時代に建てられた関雪の大画室「存古楼」なり。見学者は美術館に居るらしく、お庭は貸し切り状態でした。
関雪の大作は、ほとんどこのアトリエで描かれたようです。中に入れるので上がらせてもらうと・・
まだ、このまま立派なアトリエとして使用できそうな状態でした。で、どことなく中国風に見えるお庭に向かう大きな窓に目をやると・・
そんなに山奥ではないのに、シンと静まった綺麗なお庭、縁側全面に広がる大きな池が一望できるわけで。こりゃ、創作意欲がどんと高まりそうだなあ!と思いつつ。
入り口側から風通しの良い存古楼を眺めた図。で、入り口前に・・・
多分、昭和者でも相当ご年配な人しかわからないと思われる、清酒「松竹梅」CMの古いポスターが置いてありました。こちらがそのロケ地で、1979年に撮影されたそうです。
CMでは石原裕次郎さんと宇野重吉さんが「飲むこと、すなわちよろこびさ よろこびぃの酒・・・松竹梅~!」(私はメロディまで覚えているわけで・・・)と飲み交わしたのがこの大きな石の上。「舞台石」と呼ぶそうです。ポスターでもさるすべりが丁度咲いているので、9月ぐらいの季節に撮影されたものですな。確かにこの立派な庭で日本酒を呑むと、普段よりぐんと美味しそうだと思いつつ。
小さな竹藪の前に夏草が生い茂り、その中から様々な石仏を顔を覗かせるのですな。白い花がちらほらと咲いていて・・・
お庭の中に絵になるものが結構沢山ありまして、見所有りまくり。これはいいお庭だよねえということに。このアングルでは、ほのかに色づきつつあるモミジも綺麗なのですが。秋になると紅葉がぐっと綺麗でしょうな。
で、美術館へ。
美術館では、関雪の手による絵画はもちろん、茶器や、関雪が収集したギリシャ陶器、中国、日本の文人画などの古美術もあわせて展示しています。
美術館では、関雪の手による絵画はもちろん、茶器や、関雪が収集したギリシャ陶器、中国、日本の文人画などの古美術もあわせて展示しています。
ババーンですな。美術館のHPにリンクすれば個人使用であればSNS等にアップしても良いという事なので、ま、こういう写真付きのネタを書いているのですが。なかなか太っ腹。
こちらがそのギリシャ陶器でしょう。
先ほどのアトリエで作成された大作も色々と展示されていまして、お好きな人はぜひ。で、階上にあがりますと・・
そちらでは現在美術の個展が開催中。で、窓の外に目をやると大文字山方面の借景がばばーんと。
銀閣寺・哲学の道とも程近く、正に観光地のど真ん中なのですが、ギャラリーは少なくて、なんだかのんびりゆったりできた40分ほど。日本庭園好きなら間違いなさそうなマッタリスポットでした。お好きな方は是非。
銀閣寺・哲学の道とも程近く、正に観光地のど真ん中なのですが、ギャラリーは少なくて、なんだかのんびりゆったりできた40分ほど。日本庭園好きなら間違いなさそうなマッタリスポットでした。お好きな方は是非。