山野草の楽園「古知谷阿弥陀寺」
参道は上り坂ですが、自然豊かで、楓や杉林、小川が流れ、苔むした石なども多く、ゆったりと森林浴しながら散策出来ます。
拝観入り口付近へ到着しました。実相の滝です。小さい滝ですが、マイナスイオンをたっぷり浴びれたように感じます。
滝を見ながら、苔むした階段を上ります。途中に古知谷カエデがあり、青もみじに覆われた空間を上りながら進みます。
拝観入り口です。こちらで拝観料を支払います。
樹齢800年と伝わる古知谷カエデ(天然記念物)、新緑が鮮やか出した。
拝観入り口そばの庭園です。エビネランが見頃を迎えていて、シラユキゲシは終盤でした。
エビネランはいろんな色が咲いていて、とても綺麗です。ほんのりよい香りが漂っていました。
書院中庭に咲くクリンソウです。白、濃淡のピンク、黄色とカラフルで、可愛い花を咲かせています。背景に見える建物に、弾誓上人の石廟があります。
色によって咲く時期がずれるようで、例年は黄色が遅いようですが、今年は例年より早く咲き始めたようです。
クリンソウは、五重塔などの先端にある九輪に似ていることからこの名前になったそうです。これほどたくさんのクリンソウが見られるところは稀少だと思います。
カラス戸に映り込むクリンソウの群生を撮ってみました。美しかったです。
本堂そばの苔むした庭に、シライトソウが咲いていました。花は白い糸のようで、不思議な雰囲気です。ゆらゆらと風に揺れていました。
朝ドラで注目「ジョウロウホトトギス」
こちらは昨秋、大文字草が咲く時期に拝観しましたが、その時に撮影したジョウロウホトトギスです。
現在放送中の「らんまん」主人公の植物学者牧野博士が発見されたそうです。状態は終盤でしたが、こちらも中々お目にかかれなくて珍しいそうです。拝観入り口のそばに咲いていましたので、また秋に美しい花を咲かせてくれたらいいなと思います。
境内の文化財
本堂です。堂内には重要文化財の阿弥陀如来座像が安置されています。
阿弥陀寺は皇族との繋がりが深く、本堂横には、有栖川家が阿弥陀寺へ来られる時に使用されたかごが展示されています。
本堂内です。正面には弾誓上人自作自像植髪と伝わる仏像が安置されています。
木造の阿弥陀如来坐像です。昭和25年に重要文化財に指定されました。こちらも本堂に安置されていて、間近で鑑賞する事が出来ます。文化財的にも見どころが多い阿弥陀寺です。
クリンソウや珍しい花々に癒されますので、立ち寄られてはいかがでしょうか?
クリンソウや珍しい花々に癒されますので、立ち寄られてはいかがでしょうか?
スポット情報
名称:古知谷阿弥陀寺
住所:京都市左京区大原古知平町83
電話番号:075-744-2048
関連ページ:https://kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net/detail/5649/
住所:京都市左京区大原古知平町83
電話番号:075-744-2048
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アクセスは、京都バス「古知谷」より徒歩約25分です。古知谷へは地下鉄国際会館よりバス小出石行に乗車しますがバスの本数が少なく、要チェックです。三千院最寄りのバス停大原より古知谷へはバスで5分ほどですが、マップで検索すると、大原より徒歩約30分程です。