平安時代創建の高野エリアの鎮守社
駐車場を経由する参道を経て境内へ。社伝によると、平安時代初期にはすでにあったとされる。
『赤の宮』の古来は、赤土を使って祭事用土器類を造る氏族の信仰を集めたことや、江戸時代に伏見稲荷から「赤の宮稲荷」が設置され、社殿や鳥居を真っ赤に染めたことが挙げられる。
本殿。
御祭神は波爾安日子神(はにやすひこのかみ)、波爾安日女神(はにやすひめのかみ)を祀り。土壌を司る男女の対偶神。
御祭神は波爾安日子神(はにやすひこのかみ)、波爾安日女神(はにやすひめのかみ)を祀り。土壌を司る男女の対偶神。
本殿の右隣に伏見稲荷大社を思わせるような朱色の鳥居群。
これが「赤の宮」の名の由来とも。
鬱蒼とした中に小さな朱色の祠が。末社・権九郎稲荷社、御祭神は宇莫迦之御魂神。
その鳥居前に御神水があるんですが、ご近所の方が朝からペットボトルで水を汲みに来られてました。
こんこんと湧き出る「波爾井」の御神水。京の名水にも挙げられ「御薬水」とも称されます。
で、私も持参コップでいただきました。柔らかく、クセのない味わいの御神水。
京都三大祭・葵祭の前儀・御蔭祭では、境内の舞殿で舞の奉納神事が執り行われます。
京都三大祭・葵祭の前儀・御蔭祭では、境内の舞殿で舞の奉納神事が執り行われます。
高野川流域のこの場所は、かつて度重なる洪水被害で荒廃しましたが、江戸時代中期に大坂の商人・豊後屋又兵衛が後水尾上皇の修学院離宮行幸に際し、一帯の開墾に着手。その治水事業、高野河原開墾来歴碑もあり。
春には桜並木ののどかな景観広がる高野川ですが、こんな歴史があったんですね。
春には桜並木ののどかな景観広がる高野川ですが、こんな歴史があったんですね。
賀茂波爾神社(赤の宮神社) へのツイート
⛩賀茂波爾神社❷
— 杜🍁🍁🍁 (@ShrineWalker) April 15, 2019
京都のラーメン激戦区と言われている一乗寺周辺に鎮座。個人的にはラーメン好きなのでラーメンの神さまと考えてる😅 pic.twitter.com/pdUfrX3Gf5
詳細情報
名称:賀茂波爾神社 (赤ノ宮)
住所:京都市左京区高野高野上竹屋町36
電話番号:075-701-1771
住所:京都市左京区高野高野上竹屋町36
電話番号:075-701-1771
社名からも察することができますが世界遺産・下鴨神社の境外摂社で、通称『赤の宮神社』で知られる神社。