世界遺産・宇治平等院の総鎮守
手水舎・縣井(あがたい)。歴史の古い井戸で、平安時代以降には和歌の歌枕にもなっています。
境内を見渡すと、かなりの樹齢であることが推察される大木が立っているのが目立ちます。
こちらはムクノキ。樹齢が500年以上もあり、宇治市名木百選にもなる御神木。
他にもイチョウの木があったり。
松の木も。
御祭神である木花開耶姫命を象徴する花・枝垂桜の名所でもあります。4月上旬が開花時期。
本殿。御祭神・木花開耶姫命ということで、女性の守護神。縁結び、安産、家運盛隆、子育てなどのご利益が。
江戸時代には神仏習合で滋賀県にある三井寺の管理下になり、明治時代の神仏分離令で独立。
そして、毎年6月5日と6日に開催される縣祭りは、宇治を代表するお祭りとしても有名で、『暗闇の奇祭』とも言われています。
6月5日の22時を過ぎると参道の灯りがすべて消され、深夜に執り行われる還幸祭までの間、暗闇に。
その際氏子により執り行われる梵天渡御(ぼんてんとぎょ)。短冊状の御幣(ごへい)を竹に挟みこんだ球状の神輿・梵天には神が宿ってていると言われ、氏子たちが梵天を担いで回す「ぶん回し」神事。
その際氏子により執り行われる梵天渡御(ぼんてんとぎょ)。短冊状の御幣(ごへい)を竹に挟みこんだ球状の神輿・梵天には神が宿ってていると言われ、氏子たちが梵天を担いで回す「ぶん回し」神事。
境内、他にも梅や椿も咲き、季節の花々もまた見所の一つ。
おみくじも大吉でホクホク。
授与所で御朱印も頂きました。枝垂桜が有名ということで、桜型の朱印も。平等院とセットで観光したいスポットですね。
縣神社 へのツイート
【縣祭】
— にゃんとこ (@nyantokonyan) 2018年5月29日
2018年6月5日(火)
5日から6日未明にかけて行われる「暗闇の奇祭」として有名な祭り。5日の朝御饌の儀から神事が始まり、夕方の夕御饌の儀をへて祭のクライマックス梵天渡御へと盛り上がっていきます。
縣神社(京都府宇治市)#京都 #縣祭 #奇祭 #三本柳さんさ踊りhttps://t.co/cpJi0ohi6T pic.twitter.com/YMhjCfU7Cl
1052年、藤原道長が別荘として宇治平等院を建立した際、その総鎮守(守護神社)に。