【一乗寺】自然派ワインとタイエッセンスが効いたメニューが並ぶ「COIMO WINE&CAFE」

タイエッセンスを取り入れた健康的なワインのアテが美味しい「COIMO WINE&CAFE」なり。想像を超えてくるものが色々食べられて面白かったです。

目次

一乗寺にある自然派のワインバー

場所は叡電の一乗寺駅から西に3分ほど歩いた場所。曼殊院道を駅から西に進み、恵文社 一乗寺店の角を南に進むと・・・
こういうお店が見えてくるわけで。お店の名前は「COIMO WINE&CAFE」。誰にオススメ頂いたんでしたかねえ、店名の通り、自然派ワイン推しのワインバーなのですが、ワンオペでお店を切り盛りする女性ご店主は元パティシエで、タイのベジタリアンレストランで10年務めた経験の持ち主。タイエッセンスを取り入れた健康的なワインのアテが美味しいらしく、そりゃ行かなければ!と狙っていたわけで。

蒸し蒸しした日で、お昼過ぎから曇ってきて、そろそろ雨が降り出しそうな気配。まずはドリンクメニューを確認し・・・

「サッポロ黒★(小)」¥600でとりあえず、一息ついて・・・

さぁ、何を頂こうかとフードメニューを確認。以前から個人的テーマで旨い野菜系のアテでお酒が呑めるところを探していたのですが、このメニューは、なんだか他のワインバーとは違う面白みがありますなあ。3品ほど先に注文を入れ、その後は適宜!ということに。

我が家の掟で「初見のお店で、メニュー名に店名が含まれるものは食べなければならない!」が発動し、まずはこちらから。「コイモサラダ」¥700なり。名前の通り小芋(里芋)を炊いたものがメインなのですが、味付の岩海苔佃煮(綺麗な緑色なので自家製?)、それと赤いのは柴漬けという、和エッセンスなサラダなのだ。いやー、めっちゃ旨い&冷え冷えの白に良く合いそうだと思ったので・・・

2人とも速攻でグラスの白をお願いする。仏ロアールの白「De Vini Alba Blanc 2021」なり。ムロン・ド・ブルゴーニュ 90%、フォル・ブランシュ 10%。度数が10度しかないのに、しっかりミネラル感。吞み応えはシッカリあり、これは美味しいなあ!と。

で、更に二品目。揚げ春巻は1本¥1000で、これがことごとくウマー。右手「海老のトムヤム春巻」、こちらはレモンを絞って頂く趣向。左手「ヤングコーン・枝豆・生ハムの春巻」。どちらも軽やかに揚がっているのですが、我が家的には「ヤングコーン・枝豆・生ハムの春巻」がなんだかメッチャ美味しいと思いました。

三品目は、「本日のキッシュ」¥700なり。ミートソースと皮付きジャガイモ、それに生ハムが入った、これまた健康健全系でウマー!なのだ。おつまみサイズですが、結構しっかり量。

で、相方はオレンジワインをお願いする。仏ローヌの「Heliocentric Same River Twice Orange」なり。グルナッシュブラン30%、ロール25%、ヴィオニエ20%、ミュスカプティグラン15%、ルーサンヌ10%のビオですが、程良い甘味とほのかな苦みがある、如何にも自然派オレンジ!というような一品。(後で、ワタシも注文)

ワタシは白が欲しかったので、先ほどのと違うのはありますかねえ?と確認し、こちらを。久々にお見掛けしたような気がする、仏ロアールの白「Pierre-Olivier Bonhomme KURA Blanc 2024」なり。ソーヴィニヨンブラン100%ですが、こんなに輪郭カッチリでしたかねえ、12°でこの吞み応え!という。グラス¥1000とお値段も良心的~。

ようやく、夜らしくなってきたカウンター方面をパチリ。なんだか品が良いお店で、洋楽のBGM(ワールドミュージック系)が気持ちよくて、だらだら呑みにするにはイイ感じすぎますなあ。もう2つぐらいお料理を頂こうということに。

四品目が今回、うわーこれは超斬新!過去食べたことが無いよ!と思ったタイ風のスパイシーハーブサラダ「ラープ(小)」¥800を。なんとなんと、スイカのサラダなのですが、甘ーいスイカに黒胡椒やチリなどのかなりシッカリ辛み成分、それにパクチーとミントがなんだか独特な旨味を引き出しているのだ。間違いなくタイ風な味付けで、ビックリしました。更にちゃんとワインにも合うのが驚きですな。

ご店主に「これって、タイではよくあるお料理ですの?」と質問すると、胡瓜などのウリ類をこういうスパイスサラダにするお店は沢山あるようなのですが、甘いスイカを使っているお店は1軒ぐらいですね、とのことでした。夏の間に是非!

で、更に「帆立のタイ風オムレツ」¥800なり。超フワンフワンで直径20cm弱ほど。これを1人で食べると、あと2皿ぐらいで大満足できそうなしっかりサイズでした。スイートチリソースがこれまた良く合うわけで。私は、先ほどのオレンジワインを追加し、大ご機嫌に。

そろそろ〆にしようか?とお願いしたのがこちら。「菜っ葉とペコリーノロマーノの焼きおにぎり」¥600なり。醤油漬けの菜っ葉を押し麦?が少量入ったご飯に混ぜて柔らかめのおにぎりにし、表面をざっと焼いてから、上からおろしチーズをシッカリ!というような趣向。ご飯にイイ感じで醤油味が入っていて、プチプチした食感が超ウマ!でした。 いやー、想像を超えてくるものが色々食べられて面白かったです。

すっかり陽が落ちた店内。御店主のワンオペで、カウンター席が6席、ごらんの4人席1つを回しておられるので、席が埋まっていると待たされ感もあるかもですが、ワインを吞みつつ、イイ感じのBGMでダラダラできる人なら無問題ですな。めっちゃ気に入ったので、また、機会を作ってやってくる所存です。御馳走様でした。オススメ!

店舗情報

店名:COIMO WINE&CAFE
住所:京都府京都市左京区一乗寺払殿町38-3 パールハイツ 1D
営業時間:15:00~23:00 (木曜日は16:00~) LO 22:00
定休日:火曜、水曜
https://www.instagram.com/coimo_wine/