【京都鹿ヶ谷】文豪・谷崎潤一郎が眠る墓もあり☆凛とした緑に包まれた白砂壇は夏の装い「法然院」

京都鹿ヶ谷にあるひっそりとした雰囲気が人気のお寺。境内には文豪・谷崎潤一郎のお墓もあり、7月30日は谷崎の命日。白砂壇や飾られた花々はすっかり夏の装い。

目次

久々の早朝の法然院

しばらく忙しくて来られなかった鹿ヶ谷にある法然院。毎月定点観測してるお寺(笑)
この日はいつものように南禅寺・座禅会終了後、久々に来てみました。

ここは意外と外国人観光客に人気のお寺。日中になると、日本人よりも比率高いくらいで。しかも、欧米系の方に人気のようです。

このひっそりとした静寂と緑豊かなロケーションは、京都市内のメジャー神社仏閣にはないお忍び感というか。いろんな霊気が漂う癒やし空間というか。

いつもの山門から。眼下に広がる白砂壇の砂絵はモクモクとした入道雲のイメージですかね。かなり今まで見てきた中では大胆な構図。

とてもシンプルではありますが

この違ったサイズの円を組み合わせたようなモクモク感、かなりテクニックがいると思うんですけどね。

モミジにも映える入道雲。そして、京都ではわりとレアな茅葺屋根の山門。その苔むし加減がまた絵になります。

こんなふうに季節の花も飾られてます。

ちょうど蓮の花が見頃なんですかね。

奥の手水鉢にもむくげがてんこ盛り(笑)ちょっと南国テイストな感じもありますね。

足元に目をやると、スギゴケも。通年こちらのスギゴケは元気です。

参道脇にある墓地へ

ふだんはそんなに足を踏み入れることはありませんが。
月末の7月30日は文豪・谷崎潤一郎の命日。ここ法然院にそのお墓があります。

この法然院には、他にも著名な文人や学者の墓が集まっています。緑豊かでありつつ凛とした閑寂さに包まれて、心が落ち着く雰囲気を皆愛しているんですかね。私もお気に入りの場所ですが。

「寂」と書かれた墓石には、谷崎潤一郎、松子夫妻が眠り

「空」には松子夫人の妹重子夫妻が眠っています。

バックには谷崎の愛したしだれ桜の木が。青々と旺盛に葉が生い茂ってました。何故かいつもここにくると、ひっそりとした大人のお忍びムードを感じてしまうのですが。谷崎がこの空間に宿っているからなんですかね(笑)

ヨ~イヤサ~♪

法然院 への口コミ

法然院 基本情報

名称
法然院
住所
京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
電話番号
075-771-2420
関連URL
http://www.honen-in.jp/