”100年先も続く店”として
今回の内覧会で全般の説明をいただいた小川珈琲 常務取締役 宇田吉範氏。
旗艦店「OGAWA COFFEE LABORATORY桜新町/下北沢」のエグゼクティブプロデューサーも務められています。
旗艦店「OGAWA COFFEE LABORATORY桜新町/下北沢」のエグゼクティブプロデューサーも務められています。
この新店の大きな特徴は有機JAS認証や国際フェアトレード認証されたコーヒー豆のみを扱うこと。
グァテマラとエチオピア使ったブレンドの深煎と中煎。
シングルでグァテマラとエチオピア、インドネシアのそれぞれ深煎と中煎。
合計8種類を《GRANCA(グランカ)》というブランド名でラインナップ。
昨年東京にオープンした「OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢」の世界20カ国、約500農園から21種類の豆を贅沢に用意したお店とは、真逆のコンセプト。
世界的に成熟し、”行き着くところまで辿り着いた感”のある珈琲業界。
まさに今の小川珈琲として、新たな方向性を示す象徴的で特別な存在のお店となります。
グァテマラとエチオピア使ったブレンドの深煎と中煎。
シングルでグァテマラとエチオピア、インドネシアのそれぞれ深煎と中煎。
合計8種類を《GRANCA(グランカ)》というブランド名でラインナップ。
昨年東京にオープンした「OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢」の世界20カ国、約500農園から21種類の豆を贅沢に用意したお店とは、真逆のコンセプト。
世界的に成熟し、”行き着くところまで辿り着いた感”のある珈琲業界。
まさに今の小川珈琲として、新たな方向性を示す象徴的で特別な存在のお店となります。
エシカルなコーヒーをネルドリップで
その厳選したエシカルなコーヒーの抽出は、日本の喫茶店文化を象徴するネルドリップ。
そのネル生地はオーガニックコットンを使用したもの。
88度という低めの温度でネルで抽出することにより、ボディ感も有しながら雑味のないクリアな味わいに仕上げられます。
そのネル生地はオーガニックコットンを使用したもの。
88度という低めの温度でネルで抽出することにより、ボディ感も有しながら雑味のないクリアな味わいに仕上げられます。
一般にペーパードリップに比べて安定した抽出が難しいとされるネルドリップ。
多くの老舗喫茶店で見られるのは淹れ置く方法。
鮮度にも重きを置くこちらでは、新たに導入された流量コントロールや少量レシピも可能なマシンも併用しつつ、ハンドドリップで1杯点ても対応されます。
多くの老舗喫茶店で見られるのは淹れ置く方法。
鮮度にも重きを置くこちらでは、新たに導入された流量コントロールや少量レシピも可能なマシンも併用しつつ、ハンドドリップで1杯点ても対応されます。
京都産小麦を使った食パン
エシカルコーヒーだけでなく、もう一つテーマは喫茶メニューの充実。
目先の派手さではなく「100年先も食べ飽きない、毎日食べられる食パン」を目指し、「ル・プチメック」創業者西山氏の協力のもと開発した食パンは京都産小麦使用。
パンの特徴的な焼き目はジョスパーチャコールオーブンを使った炭火焼き。
焼き時間は30秒だそうで、言うまでもなく外側はザクッと、中はしっとりという具合。
素材の特徴をより引き出します。
写真手前左は牧草のみで飼育された牛から採れるグラスフェッドバターに、京都の「佐々木酒造」の米麹をミックスして作った麹バター。
地産地消だけでなく、地元食材の新たな可能性も追求しよういう訳ですね。
目先の派手さではなく「100年先も食べ飽きない、毎日食べられる食パン」を目指し、「ル・プチメック」創業者西山氏の協力のもと開発した食パンは京都産小麦使用。
パンの特徴的な焼き目はジョスパーチャコールオーブンを使った炭火焼き。
焼き時間は30秒だそうで、言うまでもなく外側はザクッと、中はしっとりという具合。
素材の特徴をより引き出します。
写真手前左は牧草のみで飼育された牛から採れるグラスフェッドバターに、京都の「佐々木酒造」の米麹をミックスして作った麹バター。
地産地消だけでなく、地元食材の新たな可能性も追求しよういう訳ですね。
メニューはこういうカタチで。
スマホお持ちでない方のために通常のメニューも、もちろん用意されています。
内容はこの時点ではまだ未完成でした。
モーニングやランチメニューも含め楽しみな内容です。
スマホお持ちでない方のために通常のメニューも、もちろん用意されています。
内容はこの時点ではまだ未完成でした。
モーニングやランチメニューも含め楽しみな内容です。
築100年を超える町家を改装
新店の舞台となるのは創業の地である柳馬場や錦市場にほど近い築100年を超える町家。
京町家独特の「うなぎの寝床」と表現される細長い形を利用し、エントランスから奥の坪庭までまっすぐ見通せる印象的な演出。
もともとの木軸をそのまま残すやり方はよく見受けられますが、こちらの場合はあく抜きといった手法を施し、まるで真新しい木材ような表情を見せています。
歴史の重々しさを少しソフトにし、新しい息吹を感じさせるこの手法は新鮮です。
京町家独特の「うなぎの寝床」と表現される細長い形を利用し、エントランスから奥の坪庭までまっすぐ見通せる印象的な演出。
もともとの木軸をそのまま残すやり方はよく見受けられますが、こちらの場合はあく抜きといった手法を施し、まるで真新しい木材ような表情を見せています。
歴史の重々しさを少しソフトにし、新しい息吹を感じさせるこの手法は新鮮です。
坪庭から奥の方向。
いちばん奥の席から入口を向いています。
一見、全部真新しい木材のようですが、よくよく見れば梁は確かに元あったものを利用されているのが分かります。
天井や壁などの新しいオーク材も同じ処理を施されているので違和感が無いのですね。
天井や壁などの新しいオーク材も同じ処理を施されているので違和感が無いのですね。
こちらのチェアも一見新しそうですが木材部分には傷や使用感があります。
これをマイナス面と捉えるのか、もしくは使われてきた温かみを感じたり物を大切に扱う気持ちを感じたりするのか。
まさにこれからの時代の価値観を見極めるところですね。
”100年先も続く店”を目指す心構え。
象徴的な部分に感じられました。
これをマイナス面と捉えるのか、もしくは使われてきた温かみを感じたり物を大切に扱う気持ちを感じたりするのか。
まさにこれからの時代の価値観を見極めるところですね。
”100年先も続く店”を目指す心構え。
象徴的な部分に感じられました。
2Fイベントスペース
2Fは半分のスペースにイートイン席を設け混雑時の迂回席として扱われます。
そして奥にイベントスペース。
伝統文化から新しいクリエイションまで、京都の”伝統と革新”たる精神にふさわしい発信拠点となります。
そして奥にイベントスペース。
伝統文化から新しいクリエイションまで、京都の”伝統と革新”たる精神にふさわしい発信拠点となります。
オープニングイベントとして工芸展を開催。
「今も続く民藝との共鳴」 by objects
会期:2022年2月11日〜2月20日
まさにお店のコンセプトにふさわしいテーマですね。
「今も続く民藝との共鳴」 by objects
会期:2022年2月11日〜2月20日
まさにお店のコンセプトにふさわしいテーマですね。
2022年2月11日(金)オープンです!
決して派手にぶち上げるタイプのお店ではありません。
これまでの京都において培われた歴史とノウハウを充分に発揮されて新たな提案をされるだろうと思います。
オープン後のレポートはまた後日。
お楽しみに!
決して派手にぶち上げるタイプのお店ではありません。
これまでの京都において培われた歴史とノウハウを充分に発揮されて新たな提案をされるだろうと思います。
オープン後のレポートはまた後日。
お楽しみに!
店舗 基本情報
■店舗名 小川珈琲 堺町錦店
■住所 京都市中京区堺町通錦小路上る菊屋町 519-1
■電話番号 075-748-1699
■営業時間 7:00-20:00 (L.O.19:30)
■詳細ページ https://www.oc-ogawa.co.jp/nishiki
https://www.instagram.com/ogawacoffee_nishiki/
■住所 京都市中京区堺町通錦小路上る菊屋町 519-1
■電話番号 075-748-1699
■営業時間 7:00-20:00 (L.O.19:30)
■詳細ページ https://www.oc-ogawa.co.jp/nishiki
https://www.instagram.com/ogawacoffee_nishiki/
今年で創業70周年を迎え、歴史ある町屋を改修された堺町錦の新店は、そういった活動をより具現化して体現出来る店を目指してオープンされます。
創業の地にほど近いというこの場所。
これまでの歴史の集大成であるとともに、よりエシカルな方向を明確にした”100年先も続く店”にチャレンジされます。