イタリアンの枠を超えた料理
1Fはオープンキッチンを囲んでカウンター8席、2Fがテーブル席という構成。メインキッチンは奥にあるのでこちらでは盛り付けの修正などなど。しかし、ぐっとスタイリッシュになりました。
一枚板のカウンターがお見事。
ランチメニューは¥4500の1種類のみ。
一枚板のカウンターがお見事。
ランチメニューは¥4500の1種類のみ。
テーブルセッティング。ナプキンに挟まれているのは、ローズマリーの葉。これも後で使用する仕掛けあり。
魅惑のワインコース
ワインはグラス¥900から。ワインコースが¥5500、¥4500が2種、¥4500が60CCで5・6種類出るというので、先にシャンパーニュ呑もうかな(グラス¥1500)と悩んでいたら、シャンパーニュ少な目にして計7種類呑み比べコースを提案してもらいました。¥5600なり。
ワインコースの前半3本。Nicolas Renard Jeanne(仏ソービニオンブラン)→日本酒→Er Giancu Vermentino(伊ヴェルメンティーノ)、という布陣。
特筆すべきは、千葉の「醍醐のしずく」なるにごり酒。まろやか酒粕のような風味で、ほんのり甘口だが甘すぎない。なんともくつろげるお味。いいですな~
ワインコースの前半3本。Nicolas Renard Jeanne(仏ソービニオンブラン)→日本酒→Er Giancu Vermentino(伊ヴェルメンティーノ)、という布陣。
特筆すべきは、千葉の「醍醐のしずく」なるにごり酒。まろやか酒粕のような風味で、ほんのり甘口だが甘すぎない。なんともくつろげるお味。いいですな~
ワインコースの後半3本のご紹介。四恩醸造ローズ2015(山梨)→Praruar 2013 Censo(伊カタラット)→最後は赤でRosso di Valtellina2013(伊キアンヴァンナスカ)というラインナップ。
特筆すべきは、非常にフローラルな感じの四恩醸造ローズ2015。山梨にこんなテーブルワインがあるんだ(それに意外にお手頃)という驚き。真ん中の非常~にこなれた感じのシチリアの白もお気に入り。
特筆すべきは、非常にフローラルな感じの四恩醸造ローズ2015。山梨にこんなテーブルワインがあるんだ(それに意外にお手頃)という驚き。真ん中の非常~にこなれた感じのシチリアの白もお気に入り。
至高の全11皿
頂いたメニューに「黒ニンニク」とだけ書かれた小さな前菜。黒ニンニクを練り込んだ香ばしいクッキー的なものに、ブランマンジェ、それに生姜をビネガーで炊いたものを合わせたもの。
いやー、500円玉ぐらいで一口でぱっくりなのだが、生姜の風味が後を引きますな、なんだかポカポカと食欲を誘うのだ。。
いやー、500円玉ぐらいで一口でぱっくりなのだが、生姜の風味が後を引きますな、なんだかポカポカと食欲を誘うのだ。。
二品目はキャベツのポタージュ。スープの上で泡立っているのは鶏肉を使った鶏節なる鰹節風なもので取った濃厚鶏だしエスプーマ。これを先のローブマリーの茎でまぜまぜして更に香りを移して頂く趣向。鶏味と香りも驚くほど濃厚で、これは美味しいです。。
変更 最初へ 上へ 下へ 最後へ 追加
変更 最初へ 上へ 下へ 最後へ 追加
リストランテ時代はデザート用の器でしたが、小さなおちょこには新玉ねぎを使ったブランマンジェ、それに氷魚と、アイスプラントを食感のアクセントに。その上から、とっくりに入った伏見は齋藤酒造の酒粕を使ったソースを掛けて。 いやー、既にイタリアンではありませんな。。
シェフとお話ししたところによると、店名からもリストランテを取り去って、イタリアの枠を外してもっと自由に色々な食材を使った京都ならではなものを出したい、とのこと。確かにその通り!な料理進行なのだ。
シェフとお話ししたところによると、店名からもリストランテを取り去って、イタリアの枠を外してもっと自由に色々な食材を使った京都ならではなものを出したい、とのこと。確かにその通り!な料理進行なのだ。
これも野菜使いがオルトならでは!な一品。でっかいお洒落どんぶりの底にクリームソース?を配置して、その上に20種類もこんもりと盛り込まれた野菜類。
軽く煮た根菜類、葉野菜が混然一体。
その上から、アサリでダシを取った温かいスープを掛けて頂く趣向。スプーンですくってシャキシャキと頂くのだが、気分はサラダというより、超具だくさん野菜スープ的な。面白すぎですな。。
軽く煮た根菜類、葉野菜が混然一体。
その上から、アサリでダシを取った温かいスープを掛けて頂く趣向。スプーンですくってシャキシャキと頂くのだが、気分はサラダというより、超具だくさん野菜スープ的な。面白すぎですな。。
パンは目の前のオーブンで
カウンター側に向けてLED表示がハイテックなデザイン(死語)なコンベクションオーブンが取り付けてあるのは、カウンターにお客さんが座ってから生地からパンを焼き始めるという趣向だから。当然、焼きたてホコホコ。
花菜とホタルイカのスパゲッティ。ソースは山葵醤油クリーム+ケッパー、更に上には岩海苔を揚げたのという、正統派イタリアンからはもう完璧に決別している一品。が、非常に美味しいのだ。創作料理してますな~。
凝った器にも注目
魚の皿は能登産だという桜鱒。低温調理なのか火入れギリ。それにホワイトアスパラにクリーム系ソース、ほんわり火を入れた卵黄と、卵黄フレーク、というこれまた手の掛かった一皿。んー、魚にはもう少し火を入れたほうが好きかな。。。
メイン1皿目。霜降り豚はどこ産だったかな・・・これも火入れが非常に緩やかだが、肉汁しっかり、ジューシーこの上無し。焼き筍(激しく旨い)とほうれん草のソテーとソースを添えて。この段階でもう相当にお腹一杯になっているのだが、更にまだ隠し玉があるのだ。。
それがこちら。またコンベクションオーブンが活躍する、鴨煮込みを挟んだミニハンバーガー的な。(流石にパンは事前に焼いてあるのですが)鴨味しっかり~、サイズ的には可愛らしいのですが、ここまで皿数があるともうお腹パンパンなり。
甘いものは小菓子を入れて、3種類。(そう、全11皿なのだ。。。)
まずは、レモンタイムのさっぱり系ジェラートに合わせてあるのは蕗!のコンポート、というかシャキシャキする食感が残る程度に軽くシロップ煮しました!的な。ルバーブあたりが発想元かな。が、違和感、丸でなく、明らかに和の風味。皆にお試ししてほしいお味。
まずは、レモンタイムのさっぱり系ジェラートに合わせてあるのは蕗!のコンポート、というかシャキシャキする食感が残る程度に軽くシロップ煮しました!的な。ルバーブあたりが発想元かな。が、違和感、丸でなく、明らかに和の風味。皆にお試ししてほしいお味。
メニューにはただ「桜・イチゴ・緑茶」と書かれている。赤イチゴに白イチゴ、それに白花豆で作った桜風味のモンブラン、緑茶のジェラート、という布陣。
この桜の塩漬けが乗ったモンブランも、和菓子のようなほのぼのしていて良い感じなのだ。
この桜の塩漬けが乗ったモンブランも、和菓子のようなほのぼのしていて良い感じなのだ。
小菓子(大徳寺納豆が乗ったむちむちミニミニフィナンシェも面白い)とエスプレッソで〆。いやー、食べも食べたり、昼からしっかり呑みました!のジャスト3時間。
多分、店内のお客さんは全10名ほどだったのですが、4人で回すには、この皿数では非常~に大変そう。結構待つタイミングもあるのですが、労力がお皿にきっちりと凝縮されている感じ。
リストランテではなくなったORTO、今後、定期的に通いたいお店がまた1軒追加された良き日でした。御馳走様!
多分、店内のお客さんは全10名ほどだったのですが、4人で回すには、この皿数では非常~に大変そう。結構待つタイミングもあるのですが、労力がお皿にきっちりと凝縮されている感じ。
リストランテではなくなったORTO、今後、定期的に通いたいお店がまた1軒追加された良き日でした。御馳走様!
ORTO(オルト)へのクチコミ
ORTO(オルト)店舗情報
店名:ORTO(オルト)
住所:京都市中京区衣棚通三条下ル三条町337-2
営業時間: 12:00~14:00(L.O) 18:00~21:00(L.O)
定休日:火曜日
TEL:075-212-1166
住所:京都市中京区衣棚通三条下ル三条町337-2
営業時間: 12:00~14:00(L.O) 18:00~21:00(L.O)
定休日:火曜日
TEL:075-212-1166
前の白基調の外観から、グレーをベースにしたシックな感じの外観に。これは期待できそう~と胸ふくらみますな。店内に。