【京都和食ランチ】土鍋ごはんと20品以上の豪華玉手箱がお値打ち！伏見の人気和食店「しん谷」

日本酒の街・伏見桃山。京阪中書島駅近くにある、本格日本料理を気軽に楽しめる人気店「料理屋 しん谷（しんたに）」をご紹介します。2019年オープンと比較的新しい日本料理店ながら、地元でも評判の一軒です。

特急停車駅であり、宇治線の乗り換えもできる中書島駅から徒歩すぐ。アクセスも便利です。

店主の新谷洋介さんは、すっぽん料理の名店やミシュラン二つ星の日本料理店などで腕を磨いた実力派。
立派な京町家をリノベーションした店内には、6mの一枚板カウンターが設けられ、ライブ感のあるオープンキッチンのほか、テーブル席も用意されています。

ランチは4種類。名物の「玉手箱ランチ」をはじめ、「すっぽん小鍋付き」や「旬会席」なども選べます。2025年10月に初めて価格改定がありましたが、それでも内容を考えると非常に良心的です。

・玉手箱ランチ　3,300円
・すっぽん小鍋付き玉手箱　4,400円
・ランチ限定 しん谷特別旬会席　6,600円
・ランチ限定 すっぽんミニ会席　8,800円（税込）

まずは、ネギとすっぽんの身・皮が入った「すっぽん小鍋」から。
ぐつぐつの土鍋の蓋を開けると、すっぽんならではの上品な香りがふわっと立ち上がります。

まずは一口。滋味に溢れる力強い旨味が広がる雑味のないスープ。すっと沁みていくような優しい美味しさ。

身はぷるぷるのコラーゲン質で、柔らかく食べ応えも十分。このすっぽん小鍋を＋1,000円で追加できるのは、かなりお値打ち。市内中心部なら倍以上の価格になりそうです。苦手でなければ、ぜひ予約時に追加を。

続いて、炊き立ての土鍋ごはんが登場。グループごとに炊いてくれるのが嬉しいポイントです。

粒が立った艶やかな炊き上がりで、おかわりも可能。香の物や佃煮も添えられています。

そして名物「玉手箱ランチ」。
小さい重にはご飯のお供、大きな重には3段のお料理。蓋を開ける瞬間のワクワク感も魅力です。

お重を広げて、ごはんを並べた全体写真がこちら。さらに赤出汁もつきます。
全20品以上が詰め込まれた彩り豊かな内容で、見た目も華やか。どれも手間暇かかった手作りのお料理です。

焼印入りの厚焼き玉子、いくら、鴨ロース、からすみ入り真薯など、食材を活かした料理どれも丁寧な手仕事が光ります。

お造りには本まぐろや鯛など、旬の魚を使用。鮮度もよく言うことなしの美味しさです。

冬瓜の焚き合わせやだし巻き玉子、鯖の焼き物など、

だしの旨みが活きたお料理が並び、ごはんにもお酒にもよく合います。
ごはんはおかわりもできますので、お腹に余裕があればどうぞ。

食後はお茶とともに、羊羹・栗・梨などを組み合わせた甘味で締め。最後のひと口まで完成度の高い内容でした。

夜はコース（8,800円〜）が用意されており、すっぽん料理や季節の会席も楽しめます。

伏見桃山エリアで、友人との食事やビジネスランチ、観光の合間にもおすすめできる日本料理店です。
満席のことも多いので、予約してぜひ訪れてください。