【京都登山】『火廼要慎』のお札で有名な地元民御用達霊山!秋山風景存分に「愛宕神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都夏の風物詩・千日詣で知られる愛宕神社『火廼要慎』のお札でもおなじみの霊山。今回は秋登山で参拝。

目次

秋登山で愛宕神社へ

京都市内北西に位置する、霊山・愛宕山。この日は山頂にある『愛宕神社』にお札をいただきに登山しようとやってきました。

愛宕山といえば、山岳信仰や修験道の場として有名で、毎年7月31日夜半に山頂愛宕神社へお参りすると千日分参拝したご利益にあやかれるという『千日詣』は京都の夏の風物詩としてあまりにも有名。標高924 m、京都市内最高峰の山。

毎年できる限り千日詣に参拝できる時は行くようにしてるんですが、今年は悪天候&都合がつかず断念。なので、こんな秋になってからの初参拝となりました。

この日は秋晴れでさわやかな陽気。すでに色づく木々の葉もあり、これから来る紅葉シーズンを思わせるような、そんな光景。橋を渡って早速登山開始。

山道は愛宕神社までの参道ということになりますが、その道々にこんな嵯峨消防分団が設置された札が立っています。この看板を目安に現在地確認ができ、100メートル間隔でこれが立っています。

参道横にはかつて神社まで続き、東洋一といわれたケーブルカー跡があります。戦時中の供出により廃線に。それ以前愛宕山にはホテルや飛行塔のある愛宕山遊園地、スキー場、テント村なども設置され、かなりのにぎわいだったそうです。

まだ序盤ですが、どうやら最近この表示内容が更新され、コロナ禍もおり込まれた内容になっています(笑)

参道は大体階段状になっていて、序盤は比較的急登箇所。最初つらいですが、あとはわりと楽になります。

途中、難解というかお茶目なフレーズも登場します(笑)

序盤の休憩ポイント。

参道途中、かつてもっと参拝客でにぎわっていた頃の茶屋跡など、史跡めぐりにもなります。

さらに、中盤。ところどころ屋根付きの休憩スポットがあると突然の雨の時には大変ありがたいです。

市内一望できるポイントも。昔は淡路島まで見えたとか。この日はくっきりと蛇行する桂川も見えました。

グサッと刺さるメッセージ(笑)

道々、映えるキノコも発見。

鞍馬山の木の根道を思わせるような箇所も。

千日詣の際には参拝者同士で励ましあう掛け声。『おのぼりやす』『おくだりやす』

そして、水尾分かれ。

山頂までたどり着けるか自信のない人には、こちらの水尾参道ルートがおすすめ。京都駅から愛宕神社まで最短120分のコース。

花売り場。参拝客はここでお土産として樒(しきみ)を購入していったとか。かつて水尾の女性たちが毎日ここまで樒を売りにのぼっていたんだとか。毎日樒の葉を一枚ずつおくどさんにくべると火事にならないとの言い伝えにより、かまどがなくなった現代でも買い求める参拝客がいるほどなんだとか。

黒門。かつては神仏習合の山だったため、この辺りにお寺や宿坊もあったんだとか。

このあたりで道標は40/40表示だったり。もう間もなく山頂か?とちょっとぬか喜びするポイント。実はここから意外と長い道のりで300メートル先。

それでもしばらくすると拓けた石灯篭の並ぶ場所に到着し、ようやく神社を意識する場所まで到着。

この脇に登山者が皆持参飯を広げるスペースがあります。参拝後また戻ってくるとして。

そして、ようやく愛宕神社に到着。
全国に約900社を数える愛宕神社の本社。 古くより火伏・防火に霊験のある神社として知られ、京都の料理屋さんの厨房や一般家庭の台所ではにこちらの『火廼要慎(ひのようじん)』の御札を貼るのがデフォ。

社殿へはマスク着用のこと。

昨年までうちの台所に貼っていたお札を納め、本殿参拝。伊弉冉尊・埴山姫神・天熊人命・稚産霊神・豊受姫命を祀る。
最近では、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公・明智光秀が歴史的分岐点である本能寺の変に臨む直前に、必勝祈願に参拝した神社としても注目。

さらに進んで、若宮社。雷神・迦遇槌命・破无神を祀る。

今まであまり気づきませんでしたが、奥宮社。大黒主命(大国主命)以下17柱を祀る。

そして、火の用心のお札と御朱印、おみくじを授与所でいただきました。

こちらは以前千日詣の時にいただいた御朱印ですが、千日詣期間やお正月3が日、毎月23日は特別な御朱印がいただけます。

参拝後は山メシ。格別に美味しい持参おにぎりを食べ、充実した休日を過ごせました。これから秋めいて、ますます登山日和に恵まれるシーズン。愛宕神社参拝も含め、日頃の運動不足解消とともにお越しください。

詳細情報

名称:愛宕神社
場所:京都市右京区嵯峨愛宕町1
電話番号:075-861-0658
関連サイト:http://atagojinjya.jp/