京都の人気大衆居酒屋が全店舗 6月末突然の閉店 12年の歴史に幕

京都市内を中心に複数店舗を展開してきた一大グループ「やたいや」が、2025年6月末をもって全店舗閉店、12年の歴史に幕をとじることになりました。

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人気大衆居酒屋が全店舗 突然の閉店

駅近の好立地と、昼間から営業する屋台風の大衆酒場として人気を集めていた「屋台居酒屋 やたいや」。
その全店舗が、2025年6月末をもって突然の閉店となり、各方面に衝撃が走りました。

やたいやの一号店は12年前、吉祥院にオープン。以降、烏丸御池・三条木屋町・四条大宮・大久保・東寺と店舗を拡大し、寿司酒場「オニワソト」「フクワウチ」なども展開する、京都を代表する居酒屋チェーンへと成長しました。

烏丸御池の「烏丸店」の店頭には閉店を知らせる張り紙が掲示され、閉店理由は運営会社代表のご逝去によるものと記されていました。
私自身、過去に取材でお話を伺ったことがあり、驚きと寂しさを隠せません。心よりご冥福をお祈りいたします。

こちらは四条烏丸にある「フクワウチ」。今年4月には新業態として自家製うどんを主力に据えた新しい形へと舵を切り、今後の展開が期待されていました。

6月下旬に訪れた際には、フクワウチにも閉店のお知らせが貼り出されていましたが、その時点ではまだ吉祥院店、四条大宮店、木屋町三条店は営業継続の予定とされていました。
それが一転しての全店閉店。提灯や暖簾がそのまま残された店舗もあり、まさに急な展開だったことがうかがえます。

今後についての発表は現在のところありませんが、まずは関係者の方々がしっかりと休まれ、またいつか、違う形で再会できることを願っています。