新幹線沿いにある地元で愛される紫陽花の名所
ちょう境内外周に紫陽花の植え込みがあり、これから咲こうかという蕾も存在するにはするのですが、今年は早すぎる梅雨明け。そのせいもあってか、紫陽花も熱中症のようにぐったり気味の様子。降雨さえあれば、まだ見頃も続いたのではないかと思え、今年は紫陽花にとって受難の年とも言えたり。
それにしても、いろいろな品種が楽しめます。
それにしても、いろいろな品種が楽しめます。
六孫王神社は応和元年(961)に清和源氏の祖・源経基の嫡男満仲が経基邸宅跡に霊廟を建て、さらに社殿を造営し経基を祀ったのが始まり。清和天皇第六皇子の貞純親王の子、つまり清和天皇の孫にあたる源経基は『六孫王』と称されていたことから、この社名になったとか。
源経基の後裔には、源義家・頼光・頼政・木曽義仲、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場した頼朝、また足利氏、武田氏などが挙げられます。
源経基の後裔には、源義家・頼光・頼政・木曽義仲、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場した頼朝、また足利氏、武田氏などが挙げられます。
神龍池にかかる太鼓橋。その池の脇にある弁財天社。満仲が産湯に使ったという井戸『誕生水』の上に建ち、井戸は都七名水の一つにも数えらえています。初代の井戸は新幹線の高架橋の下になり枯渇し、現在の井戸は2代目になります。
本殿には御祭神に経基、天照皇大御神、源氏の守護神である八幡大神を加え三柱が祀られています。清和源氏発祥の宮とされ、川西の多田神社、羽曳野の壺井八幡宮と合わせて源氏三神社と呼ばれています。
境内には清和源氏家系出身の大名に寄進された由緒ある燈篭が点在。中には徳川五代将軍綱吉寄進の燈篭があったり。
燈篭くくりで境内をめぐっても、その意匠から時代性を感じさせ、比較すると面白い発見もあったり。ご参考に。
境内には多数の紫陽花を有し地元で愛される紫陽花の名所としても知られ、さすがに見頃のピークは過ぎてるかなと思いつつもやってきました(7月2日撮影)。清和源氏の始祖・源経基を祀る源氏ゆかりの神社。