【桜情報】嵯峨野「清凉寺」で桜が満開☆風流な「篠笛」の音色も

嵯峨野・嵐山の清凉寺で境内の桜が満開を迎えていました。また境内では篠笛奏者の辻大貴さんが一奏をされておられましたので、その様子をご報告いたします。

目次

一斉に満開を迎えた清凉寺の桜たち

清凉寺の仁王門は「嵯峨野の顔」と称される京都府指定文化財の楼門ですが、その仁王門を潜ると清凉寺の広々とした境内に入ることができます。

そんな広々とした境内の至る所で桜が満開を迎えていました。

まるで春の訪れを盛大に祝うかのようで、どの桜も競うように咲き誇っていました。

境内に流れる「篠笛の音色」

清凉寺の境内に足を踏み入れると、どこからともなく「篠笛」の風流な音色が聴こえてきました。
音色に誘われてみると清凉寺の境内にある喫茶『Bhagavan (ヴァガバァーン)』さんのお茶席で、篠笛奏者の辻大貴さんが一奏を披露されていました。

満開の桜と篠笛という見事なコラボレーションで、辻さんを遠巻きに多くの観光客が篠笛の音色に聴き入っていました。

辻さんは本職は国家試験に合格された現役の薬剤師さんです。
薬剤師として日々ご精勤されながら、篠笛奏者、さらには演歌民謡も嗜み、二刀流を超えた三刀流でご活躍をされておられます。

辻さんが師事するのは、同じく篠笛奏者の佐藤和哉氏です。
佐藤和哉氏は篠笛奏者の第一人者で「情景から曲を紡ぎ、旋律を笛で唄う」篠笛奏者として人々を魅了しています。
その代表曲「さくら色のワルツ」は、人気フォークソングデュオの『ゆず』が「雨のち晴レルヤ」のモチーフ・原曲とし、同曲はNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』の主題歌として採用されています。

桜吹雪と篠笛

辻さんは活動拠点を京都に移し、精力的にご活動をされています。
清凉寺にも足繁く通い音色の研鑽をされているのだとか。

間もなく清凉寺の桜はピークを迎え、春の薫風に乗って桜吹雪となるでしょう。
この時期に清凉寺を訪れると、そんな桜花の舞と、それを後押しするような篠笛の共演に立ち会えるかもしれません。
是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報

<清凉寺(嵯峨釈迦堂)>
 ◇参拝時間
  ・09:00~16:00
 ◇ 拝観料
  ・無料
  ※本堂・霊宝館は別途は移管料が必要
  ※本堂霊宝館共通券の販売あり

アクセス

<清凉寺(嵯峨釈迦堂)>
 ◇京都バス
  ・京都駅より大覚寺行・清滝行にて嵯峨釈迦堂前下車
 ◇市バス
  ・京都駅より28番嵐山大覚寺行嵯峨釈迦堂前下車
  ・四条烏丸より91番太秦映画村大覚寺行嵯峨釈迦堂前下車
  ・三条京阪より11番嵯峨山越行嵯峨小学校前下車
 ◇電車
  ・JR:嵯峨嵐山駅下車北西0.5km
  ・京福電鉄:京福嵐山駅下車北へ0.65km
  ・阪急電鉄:阪急嵐山駅下車北へ2.5km
 ◇駐車場
  ・あり(有料)
   普通車800円(1日) バス2,000円(2時間)
   ※当山東側(※清滝道よりお入りください)