【京都】海の街の回転寿司は想像以上！地魚も楽しめる、宮津市で唯一の回転寿司「金ぱ銀ぱ」

海の京都　宮津市の新浜エリア。道の駅から徒歩１分の場所にある回転寿司店「金ぱ銀ぱ」。

ここは、もともと公設市場だった場所を活用して誕生した、2024年３月オープンの比較的新しい回転寿司店です。
海の街にも関わらず、宮津市には大手チェーンの回転寿司店がなく、市内で唯一の回転寿司店となっています。
駐車場も完備されていて使い勝手のよいお店です。

独立系の回転寿司店ですが、大手の大起水産が監修しており、品質面でも安心感があります。

目玉は、やはり地魚と伊根産ブランド鮪「京まぐろ」。入口付近には、その日に用意されている地魚や鮪の部位が掲示されていて、分かりやすく親切です。

店内は明るく広々。カウンター席とボックス席があり、ファミリー利用にも最適。お昼どきは満席で、待合スペースで少し待つほどの盛況ぶりでした。

営業時間は10:45〜22:00までの通し営業で、早め・遅めのランチにも便利。

レーンには寿司やサイドメニューが回っていますが、カバー付きで衛生面も安心です。

席にはタブレットが設置され、好きなネタを注文できます。
よくある回転寿司店と同じように、席に醤油やわさび、お茶などが用意されています。

まずは欠かせない「本日の地魚五貫盛」。
この日は右から、かわはぎ、炙りさわら、カンパチ、ぐれ、すすぎ。大手チェーンではなかなか出せないラインナップです。

中でも特筆すべきは、かわはぎ。なんと肝付きです。
あっさりだけど旨みの強い身に、濃厚でねっとりとした肝が重なり、一体感のある贅沢な味わいでした。

宮津市の北側・伊根の「京まぐろ」中トロも必食。
よくある回転寿司では見かけることのないブランド鮪で、脂の甘みと後味の良さが特徴。噛まずとも、口の中でとろけていくような食感です。

地魚以外も充実していて、ネタは全体的に上質。
ヤリイカは半透明のクリアな身で鮮度よし。コリコリとした食感とイカ特有の甘みがあり、おかわりしたくなるおいしさでした。

活〆のはまちも抜群で、脂のりもよく、青魚らしいクセもありません。冬になると、伊根のぶりも美味しいので、楽しみです。

このほか、巻きものや一品料理もいただき、回転寿司店とは思えない満足度の高い内容でした。

地魚はややお値段が張りますが、クオリティを考えると納得。海の街でもあり、舌の肥えた地元客も多い土地柄、妥協のない仕入れが感じられます。

とはいえ、まぐろ・イカ・こはだなどの基本のネタは100円から用意されており、200円台まででも十分楽しめる構成。気軽に利用できる回転寿司店です。

観光地でよくある海鮮丼を食べるより、ここで新鮮な地魚を味わうほうが満足度が高いかもしれません。
立地もよく、観光客にも地元民にも使いやすい一軒です。