穴場☆京都随一の観光スポット嵐山・渡月橋スグの神社
京都随一の観光スポット嵐山。そのシンボル的存在である渡月橋南詰。この日は祭日でしたが、コロナ禍の非常事態宣言発令下ということでわりと空いてる嵐山。桂川沿いを清滝方面に向かって散歩。閑散としていることも手伝い、ゆったりとした時間の流れをいつになく感じました。
そんな桂川から山手へ。嵐山モンキーパーク入口手前にある鳥居。実は初訪です。コロナ前の渡月橋周辺はいつも観光客で混雑しているので、あえて来ようと思うこともなかった神社ですが、この時は空いていたのでちょっと訪ねてみました。
実はこちらの神社は、ここからもスグの桂川下流、南東に位置するお酒の神様として知られる松尾大社の境外摂社。明治10年以降から。
鳥居の扁額もそうですが、櫟谷社と宗像社の2社が1殿に祀られているため、このように『櫟谷』と『宗像』が併記されています。創建は不詳ですが、天智7年(668年)筑紫国宗像から勧請されたのがはじまりと伝わっています。
御祭神には、櫟谷社が奥津島姫命、宗像社が市杵島姫命。いずれも水の神様であることから、大堰川(桂川)の水運の安全を祈って祀られたと考えられています。
わりと高台に位置し、境内からは桂川と渡月橋が見渡せ、なかなかのロケーション。
今でこそ観光名所の嵐山で穏やかに流れる桂川ですが、古代から『暴れ川』との異名を持つほど、川の氾濫が絶えなかったと言われています。そんな暴れ川を鎮めようと願う古の人々の思いが、この立地からもくみ取れる神社。嵐山散策時にぜひ参拝してみてはいかがですか?
今でこそ観光名所の嵐山で穏やかに流れる桂川ですが、古代から『暴れ川』との異名を持つほど、川の氾濫が絶えなかったと言われています。そんな暴れ川を鎮めようと願う古の人々の思いが、この立地からもくみ取れる神社。嵐山散策時にぜひ参拝してみてはいかがですか?