花と紅葉と文化財
円成山霊鑑寺の始まりは1654年(承応3年)。「谷の御所」とよばれた、臨済宗南禅寺派の尼門跡寺院です。自然豊かな哲学の道のそばにあり、100種類以上の椿が咲くことから「椿の寺」としても、広く知られています。通常非公開ですが、椿の咲く時期と、秋に特別拝観が行われており、秋の境内の様子をご紹介させていただきます。(現在椿は咲いていません)
秋の特別拝観
~秋の特別拝観~
公開期間:2025年11月21日(金)~11月30日(日)
拝観時間: 10:00~16:30 (最終入場 16:00)
公開箇所: 庭園・書院・本堂
拝観料:大人800円、小学生400円、幼児無料
公開期間:2025年11月21日(金)~11月30日(日)
拝観時間: 10:00~16:30 (最終入場 16:00)
公開箇所: 庭園・書院・本堂
拝観料:大人800円、小学生400円、幼児無料
境内の様子
本堂に覆いかぶさるような紅葉が、見頃を迎えていました。江戸幕府十一代将軍・徳川家斉が寄進したと伝わる本堂。本堂内には、如意輪観音像が安置されています。本堂前ではガイドさんが常駐しており、解説を聞きながら鑑賞できます。
昨年こちらの蔵で、貴重な掛け軸などの公開がありました。蔵のそばには、真っ赤な紅葉が。
差し込む光が紅葉を照らし、雨が降った翌日だったので、しっとりして美しかったです。
花と紅葉
霊鑑寺は、初春には100種類以上の椿が咲き、境内を彩ります。現在は、山茶花の花がたくさん咲いていて、見頃を迎えた紅葉との風景が楽しめます。
ピンクの山茶花の花言葉は「永遠の愛」。秋の訪れとともに開花し、花が少ない冬の時期に咲く貴重な花。とっても可愛かったです。
境内では、ピンクと白の山茶花を見かけました。紅葉と山茶花の散った花びらも相まって、美しい秋の風景が楽しめました。
白い山茶花の花言葉は、「愛嬌」だそうです。愛嬌というより、清楚という感じがして、気品を感じます。
京都最大級の楓「霊鑑寺楓」です。庭園の一番奥にあり、見上げるほど高く、美しく色付いていました。樹齢約400年と伝わり、優しく参拝者を見守ってくれているようでした。
庭園は、苔に覆われている所が多く、苔の緑と紅葉の赤が鮮やかで、ビビットな組み合わせが素敵でした。モフモフした苔にも癒されました。
皇室ゆかりの文化財
後西天皇の院御所から、移築した書院。内部には多数の文化財があり、こちらでもガイドさんの解説を聞きながら、鑑賞できます。
書院内も見どころが多く、狩野派の「四季花鳥図」や御所人形など、皇室ゆかりの文化財が多く保存されています。(特別に撮影させていただきました)
二匹のお寺犬
霊鑑寺では、お寺犬に会えるのも楽しみの一つです。こちらは「なみちゃん」です。授与所のお部屋で、大人しくしていました。早いもので、もう7歳だそうですが、元気いっぱいです。
黄色く色付いたイチョウと「ここちゃん」です。4歳で、元気いっぱいです。撫でるとモフモフして、癒されました。
最後に
今回は霊鑑寺秋の特別拝観の様子をご紹介させていただきました。ゆっくりと庭園を散策しながら、花と紅葉に癒されました。貴重な公開、短い間なので、お見逃しなく~。近くへ行かれた際は、立ち寄られてはいかがでしょうか?
スポット情報
名称:霊鑑寺門跡
住所:京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町12
アクセス: 京都市営バス「京都駅前」もしくは京阪本線「三条」駅から市バス5系統「真如堂前」「錦林車庫前」下車徒歩約7分
地下鉄東西線「蹴上」駅から 徒歩約25分
市バス32系統「上宮ノ前町」下車徒歩約5分
住所:京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町12
アクセス: 京都市営バス「京都駅前」もしくは京阪本線「三条」駅から市バス5系統「真如堂前」「錦林車庫前」下車徒歩約7分
地下鉄東西線「蹴上」駅から 徒歩約25分
市バス32系統「上宮ノ前町」下車徒歩約5分