最強パワースポットとの呼び声高い『京のお伊勢さん』
山科区、蹴上から九条山にさしかかる三条通り沿い。ちょっと気をつけていないと見過ごしてしまいそうな、小さな鳥居に間口狭めな参道のある通称『京のお伊勢さん』で知られる『日向大神宮』。穴場的パワースポットとしても知られ、今回は小正月も過ぎてしまいましたが、初詣にやってきました。
途中、インクラインや蹴上浄水場が見える橋を渡り、坂道を登っていきます。
参道は石段やアスファルトになっていますが、そこそこの傾斜で、ちょっと歩いていると汗ばむほど。
そうして登り切った場所に石段、その上に社殿があります。傍らには早咲きの十月桜がチラホラ咲いていました。この時気温7℃という寒さでした。
5世紀末、第23代顕宗天皇の時代に、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが神社の始まりで、日向大神宮の名の由来は遠く宮崎・日向の国から神様を迎えたことからなんだとか。
その後、天智天皇が神田を寄進し、神域の山を日御山(ひのみやま)と名付けました。応仁の乱(応仁元年(1467)~文明9年(1477))で焼失後、篤志家が社殿を造営し、更に慶長19年(1614)の再建では徳川家康により失った社領も戻されました。
その後、天智天皇が神田を寄進し、神域の山を日御山(ひのみやま)と名付けました。応仁の乱(応仁元年(1467)~文明9年(1477))で焼失後、篤志家が社殿を造営し、更に慶長19年(1614)の再建では徳川家康により失った社領も戻されました。
社殿は伊勢神宮と同じ神明造で、内宮、外宮があります。まるで、伊勢神宮にいるのかと錯覚するほど。ですが、お伊勢さんなら外宮から内宮への移動距離がかなりありますが、こちらはコンパクトサイズ(笑)電車や車のなかった時代には、一生のうちに一度お伊勢参りができるだけでも本望と言われるほど、参拝が一般的ではなかったと聞いたことがあります。
かつては東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として多数の参拝者を集める神社だったとか。
かつては東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として多数の参拝者を集める神社だったとか。
こちら外宮には天津彦火瓊々杵尊・天之御中主神を祀る。
さらに石段を上った、こちら内宮には天照大神・多紀理毘賣命・市寸島比賣命・多岐都比賣命が祀られています。
さらに山道へ。
ここはちょうど市内の山をぐるっと一周できる『京都一周トレイル』の中でも東山トレイルのコースにもなっています。
ここはちょうど市内の山をぐるっと一周できる『京都一周トレイル』の中でも東山トレイルのコースにもなっています。
そんなコース沿いにある戸隠神社を祀る洞窟『天の岩戸』。洞窟中心部で戸隠神社をお参りすることができ、まるで胎内くぐりのように心身が清められ開運のご利益が授かるというパワースポット。ちょっと探検気分も味わえます(笑)
さらに、一旦神社の石段を降り、伊勢神宮遥拝所へ続く山道コースへ。たどり着くまで、大体10分ほどの登山道。
山のひんやりとした空気に包まれ、とても静かな空間。
登り切った尾根道の道標。東山トレイルとは反対の方向に伊勢神宮遥拝所。
すると、視界が開けた場所に鳥居があります。この場所こそ「伊勢神宮遥拝所」。ちょうど京都から伊勢神宮の方角、南東を向いている鳥居。その前に立ち、伊勢神宮へ遥拝する場所。
そして、その真逆の方向には木々の間からご存知・平安神宮の大鳥居が見えます。さらにその先には、京都御苑、左大文字。
ちょうど伊勢神宮から遥拝所のある日向大神宮、平安神宮、京都御苑、左大文字が綺麗に一直線に並び、ここが神様の通る道とも言われ、京都の最強パワースポットとも言われています。この時は頭上に太陽がありましたが、朝であれば日の出も伊勢神宮側から鳥居越しに降り注ぎ、さらにパワーを全身に浴びるようなそんな感覚に浸れます。
ちょうど伊勢神宮から遥拝所のある日向大神宮、平安神宮、京都御苑、左大文字が綺麗に一直線に並び、ここが神様の通る道とも言われ、京都の最強パワースポットとも言われています。この時は頭上に太陽がありましたが、朝であれば日の出も伊勢神宮側から鳥居越しに降り注ぎ、さらにパワーを全身に浴びるようなそんな感覚に浸れます。
そして、帰りには授与所で御朱印をいただきました。
伊勢神宮も最近ではいつお詣りに行っても大混雑で、駐車待ちもあるほどで、初詣などなかなかの大仕事(汗)ですが、京のお伊勢さんなら山登り感覚で参拝でき、空いています。ご参考に!
伊勢神宮も最近ではいつお詣りに行っても大混雑で、駐車待ちもあるほどで、初詣などなかなかの大仕事(汗)ですが、京のお伊勢さんなら山登り感覚で参拝でき、空いています。ご参考に!