和食とエスニックが融合、琴線にふれる料理
お料理は約8品のおまかせコース¥5500円のみ。お料理は頻繁に入れ替えておられる模様。「そんなに辛くしていないですが、辛いモノは大丈夫ですか?」とご店主に確認され、いやー、かなり凄いレベルまで大丈夫!と高らかに答えたわけで。ちなみにそんなに過剰にスパイスを利かせたインド系のお料理ではなく、品の良いエスニック、のような感じで、お店の「麻」は中国由来ではなく、ご店主のお名前由来とのこと。 お料理は、和食の中にときおりエスニックが顔を覗かせる、ぐらいのバランス感でした。
生ビールはないので、2人とも「サッポロ黒★(小瓶)」¥660を頂きつつ、このあと、どういう進行でお酒を頼もうか悩むわけで。日本酒は冷酒が5,6種類あり、燗酒のチョイスが「あたごのまつ」という、流石「晴ル」に居た方だ~!いうラインナップでした。今回は後半は冷酒中心なのですが、その前に吞んだものも、なかなか面白いラインナップなのでしっかり目にご紹介~。
で、前菜2種がまずは登場。右手「タイ風の茸のマリネ」的な。舞茸やなめこ、シメジなどのキノコが、あのタイ風サラダのピリ辛スッパ甘いタレに和えられて、ミント、それにセロリ千切りを少々。 左手「柿と壬生菜の白和え」。品の良い佇まいですが、これは正統派和食で、甘ーい柿としゃきしゃき食感の茹で壬生菜を白和え(ねり胡麻も合わせているかな・・)というような。なんだか一品目からギュッとハートを鷲掴み!状態になるわけで。美味しいです。
以下、ご紹介するお料理の中はスパイスや唐辛子はそれなりに効いたものがあるのですが、食欲を増進させる程よい辛味で、過剰に辛いモノはありませんので、ご心配無く!です。
以下、ご紹介するお料理の中はスパイスや唐辛子はそれなりに効いたものがあるのですが、食欲を増進させる程よい辛味で、過剰に辛いモノはありませんので、ご心配無く!です。
日本酒に行く前にさっぱりしたものを呑もうと、私はご店主に推薦して頂いた「VALLEY OF FLOWERS -SPIRITS KUROMOJI-」を。
名前の通り、高級和菓子の爪楊枝にも使われる「クロモジ」を漬け込んだスピリッツで、スパイシー且つ柑橘系の爽やかな香りが特徴。なんと京生麩専門店の「麩嘉」プロデュースのようです。 ソーダ割は¥1100なり。(大分、濃い目にしていただいたようで)
相方はグラスワインでポルトガルの「Quinta de Santa Teresa Singular White 2021」を。12.5°でコクもありつつ、軽やかに吞みやすいですな。
名前の通り、高級和菓子の爪楊枝にも使われる「クロモジ」を漬け込んだスピリッツで、スパイシー且つ柑橘系の爽やかな香りが特徴。なんと京生麩専門店の「麩嘉」プロデュースのようです。 ソーダ割は¥1100なり。(大分、濃い目にしていただいたようで)
相方はグラスワインでポルトガルの「Quinta de Santa Teresa Singular White 2021」を。12.5°でコクもありつつ、軽やかに吞みやすいですな。
二品目は「茶碗蒸し」なのですが、上に茸のすり流し(ダシで溶いている)、中には生麩とゆり根が入ったミルキーで優しいお味。いやー、これはホッコリ。
お店の後ろ側。こういう広いテーブルがありまして、カップル2組の相席になったりする模様。しかし、落ち着いた雰囲気でイイですな。
三品目は「ミニおでん」。味わいがしっかりな濃ゆい甘口系ダシで、赤こんにゃく、サトイモか海老芋、それにとろんとろんに煮溶けそうな牛筋。練り辛子はお約束。これまた酒が進む~!なので・・・
ワタシは変わったもの一直線!ということでベトナムの「ハノイリカー ネプモイ」のソーダ割り¥660を。めっちゃもち米を炊いたような香りがする香ばしいライスウオッカで、なかなか乙なお味でした。40°ありますが、これも大分濃い目にして頂いたような。
相方は更にグラスワインに。御覧のように国産で、奈良は木谷ワイン謹製「奈良ワイン ロゼ 2023」なり。デラウエア、巨峰などで醸された程よい酸でさっぱり呑める、これは自然派だよねえ!な一杯。「ふるさと納税」の返礼品にも採用されている模様です。
四品目は、「手作り水餃子」。いやー、2種類とも中身が違います。小皿で出してくれるナンプラーと黒胡椒が超効いたタレを含め、むっちむっちと、こりゃうめえや!と思った大推薦な一品。
で、お料理一品にお酒一種を合わせる危険なモードに突入(滝汗)しているのですが、日本酒にスイッチ。奈良は今西酒造謹製「みむろ杉 純米吟醸 雄町 ひやおろし」からスタート。日本酒は片口で一合提供のスタイルでした。酒器も含め、ま、色々とお洒落なわけで。
お料理五品目。揚げ物ですが、これがまた超旨。「ベトナム揚げ春巻き」と「鶏手羽揚げ」。これも小皿にタレが付いていて、鶏手羽にはスイートチリソース、サックサクの揚げ春巻きにはレモンとナンプラー系のタレと言う趣向。鶏手羽揚げが超熱々でそのままでもウマー!なのですが、チリソースを付けるといきなりエスニック!な気配になるわけで。 春巻きの皮が網状になっていて、ざくざくとした歯ごたえが楽しいですな。
更に日本酒。最近ラベルがリニューアルしたらしい静岡は磯自慢酒造謹製、「磯自慢 山田錦 超特選純米酒」なり。これもめっちゃ旨かったような~。
お料理六品目、可愛らしいメイン料理は「鴨ハンバーグ」なり。「晴ル」の人気メニューなのでインスパイヤされて、ですかね。鴨つくねの大きいものですが、たまりのようながっしり濃ゆい目の甘醤油ダレで、これまた酒のアテに~!なのだ。
で、日本酒三合目は、三重県は清水清三郎商店謹製「作 玄乃智 純米」。相変わらず、辛口過ぎない程よい旨味で、いい食中酒だなあ~ですな。美味しいです。このあとは、〆のお料理が2種続く趣向。
まずは七品目のこちら。〆麺の「鶏肉のフォー」。後ろに、香味つけのハーブ類(バジル、大葉、ミントなど)、ナンプラー、チリソース、胡椒などがスタンバっているので、味変しつつ頂きます。
乾麺のフォーを水戻しして茹でる、という手のかかることをしているので、柔らかすぎないのが工夫ですな。いやー、旨しです。あー確かに和食の〆にフォーが出てきても違和感がないなあと思っていると・・・・
可愛らしめのサイズなのですが、ちゃんとガッツリ系の〆八品目も用意されているわけで。正式名はなんですかねえ、「焼肉丼」みたいな。これもお砂糖を少々使った甘口醤油ダレですが、味噌系の旨味も加わえてあるかも?ですな、体育会系高校生なら間違いなく、概ね全員が好きそうなお味でした。いやー喰った喰った。
で、最後の〆に、自家製のスッパ甘くてホッとする、「緑のグアバのアイス」を頂いて充実晩御飯完了。
お料理が美味しいので、ついついお酒もめっちゃ進んでしまい、瓶ビール小瓶2、スピリッツ等ソーダ割2、グラスワイン白2、日本酒3合とチャンポンで色々とパカパカ吞んで(汗)、〆て¥20000チョイという大大大納得価格。ま、吞み代が概ね半分弱なので、全然納得~、という。ま、これだけ吞んでも、この値段。
このお料理で¥5500なので、高級食材はないのですが、次の展開が読めないのがめっちゃ楽しい2時間10分一本勝負。和食とエスニックの融合!と気張らなくても、タイ・ベトナム食が和食に程よくなじんでいる感じで、普段使い出来る良店。ご店主はめっちゃ喋ってれるので、楽しい食事になりました。最近、サライにも掲載されたようですので、京都府外からのお客様が増えそうな予感ですな。気になる方は、お早めに是非。
お料理が美味しいので、ついついお酒もめっちゃ進んでしまい、瓶ビール小瓶2、スピリッツ等ソーダ割2、グラスワイン白2、日本酒3合とチャンポンで色々とパカパカ吞んで(汗)、〆て¥20000チョイという大大大納得価格。ま、吞み代が概ね半分弱なので、全然納得~、という。ま、これだけ吞んでも、この値段。
このお料理で¥5500なので、高級食材はないのですが、次の展開が読めないのがめっちゃ楽しい2時間10分一本勝負。和食とエスニックの融合!と気張らなくても、タイ・ベトナム食が和食に程よくなじんでいる感じで、普段使い出来る良店。ご店主はめっちゃ喋ってれるので、楽しい食事になりました。最近、サライにも掲載されたようですので、京都府外からのお客様が増えそうな予感ですな。気になる方は、お早めに是非。
店舗情報
店名:だしとスパイス 台所 麻
住所:京都市中京区夷川通油小路西入ル西夷川町563 夷川ビル 101
営業時間:17:30~22:00
定休日:月曜
TEL:075-708-2006
https://www.instagram.com/daidokoro_maa/
住所:京都市中京区夷川通油小路西入ル西夷川町563 夷川ビル 101
営業時間:17:30~22:00
定休日:月曜
TEL:075-708-2006
https://www.instagram.com/daidokoro_maa/
お店の名前は「だしとスパイス 台所 麻」。女性ご店主は、2年前まで高倉通綾小路南西角にある「和食晴ル」に居られた方で、だしが利いた和食にタイやベトナム料理を組み合わせたコースを出す趣向で、この2025年7月、こちらのお店を始められたばかり。
で、和食&スパイスなのか~!と思いつつ、ワクワクとやってきた18時。カウンター席が5席、広々とした6人テーブルが1つだけのシンプルで品の良いお店。カウンター席に入れて頂く