2022年6月14日 更新

【京都グルメ】映画ロケ地になった大徳寺御用達の老舗☆名水が育む美味しさ「京豆腐小川」

おおきに~豆はなどす☆今回は北区紫野、大徳寺にある明治創業の老舗京豆腐。映画のロケ地にもなった名店で、豆腐やお揚げの他、お惣菜も人気。

茶の湯で知られる名水どころ大徳寺御用達の老舗京豆腐

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北区紫野、大徳寺の向かい、東側。ここに大徳寺御用達で明治時代から続く豆腐の老舗『京豆腐小川』があります。この日、朝活の途中近くを通りかかり、久々に美味しいお豆腐を食べたいと思い立ち寄りました。

こちらのお店はかつて京都の名水をテーマにした映画『マザーウォーター』のロケ地として登場した豆腐店。私も映画館で観ました。
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この時は朝、お豆腐やお揚げの出荷作業が佳境の様子でちょっとゆっくりお話しを聞けるようなタイミングではなかったので、チラッと撮影。冷蔵ケースには厚揚げや京揚げ、飛龍頭が並びます。ちなみに飛龍頭とはがんもどきのことで、関西ではひろうす、ひりゅうず、ひりょうずなどと呼ばれています。

そして、その横には涼し気に水に浸かったお豆腐、木綿と絹ごし。注文を聞いてからパックしてくれます。最近では京都でもこんな旧式の対面販売の豆腐店も数少なくなり、スーパーで買うことが大半。なので、貴重なお店と言えます。
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こちらは以前来店した時の様子ですが、調理場がすぐ目に前に見え、しかも今では見かけなくなった、昔ながらのお豆腐屋さんにあったような包装機やら調理器具が今だ現役で、あぁこんな風景昔はよく見かけたな、と思わせてくれます。

さらに、今回は朝ということもあり、まだ店頭には並んでいませんでしたが、一部自家製のお惣菜、おからやひじき煮なども販売されていてい、それが具沢山で侮れない美味しさ。今回もあれば購入しようと思ってましたが、ちょっと残念。
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で、今回は木綿豆腐と飛龍頭を購入したのですが撮影し忘れ、以前も同じものを購入し、さらにプラスおからを購入した時の画像を引用。おからもお豆腐のパックに入っていて、豆腐店謹製らしい雰囲気です。
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今回購入した木綿豆腐は冷ややっこに。木綿豆腐は大豆の甘みを感じ、風味強めで口の中でほろりと崩れ味わい深さが印象的。

飛龍頭は季節の野菜と共に炊き合わせにして一端冷蔵庫で冷やしてから食べました。これからの季節には冷やして食べるのもオススメ。
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そして、こちらの飛龍頭もこれまた具沢山。龍の目に見立てて大きめの銀杏2個。その他の具材、椎茸やキクラゲ、人参はヒゲや手足などを模しているらしく、彩りよくたっぷり。この時はたぶん入ってなかったと思いますが、冬場だと百合根が入り、それが龍のウロコを表わすんだとか。昔はこんな具沢山タイプの手づくり飛龍頭をどこのお豆腐屋さんやスーパーでも見かけましたが、最近はホントに貴重で、老舗の京豆腐店やちょっと有名なおでん屋さん、和食屋さんでしか見かけなくなりました。それだけ手間暇かかるんでしょうね。久々に美味しい飛龍頭食べたなと思える充実感。

大徳寺自体茶の湯文化ゆかりの場所で、名水の湧くスポット。そんな水を使ったお豆腐。もう言わずもがなに美味しいに決まってますよね。明治創業のスゴイお店なのに、日常に同化する飾らない雰囲気。そんな何気ない雰囲気だからこそ、映画の舞台になったのかもしれませんね。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:大徳寺京豆腐小川
場所:京都市北区紫野上門前町55
電話番号:075-492-2941
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜・祝日
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