2023年8月12日 更新

【京都マニアック観光】生麩&湯葉老舗『半兵衛麩』本店京町家の見学無料『お弁当箱博物館』

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区五条大橋東詰めにある京麩&湯葉老舗にある見学無料の博物館。

日本の食文化の歴史と奥深さを知るお弁当箱の博物館

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東山区五条大橋東詰。ここに、元禄2年(1689年)創業の京都を代表する京麩・湯葉老舗『半兵衛麩』があります。全国的にも知られる名店で、本店では自慢の京麸と湯葉を駆使した料理「むし養い」をいただくことができます。

本店の建物はちょっと面白い造りになっていて、北側は石造鉄筋コンクリート造りの洋館、南側は京町家が隣接し、いずれも古い建物であることが一目瞭然です。
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この日は本店横にある半兵衛ビル内に2022年オープンのカフェ『ふふふあん』で生麩を使ったランチをいただき、その後本店に見学無料の博物館があるということでのぞいてみました。
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そんな本店の京町家側。
入ってすぐのところに座敷、奥座敷、坪庭があり、さらに天井の高いおくどさんを設えた台所、そして大黒天が祀られ、典型的な京町家の造り。座敷にある屏風も、五条大橋すぐということもあり、弁慶と牛若丸の絵になっています。
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さらに手前、展示室があり、ここでも弁慶&牛若丸絵。螺鈿ですかね、煌びやかな装飾が目を見張る椅子やテーブル。
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そしてその奥、こちらお弁当箱コレクション『お辨當箱博物館』があり、見学無料で撮影も可能。
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かなり古い時代のお弁当箱が数多く展示され、それも公家仕様のものや、四季折々でその様相が違う、お弁当箱が並びます。
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どのお弁当箱も用途によって、そのデザインや機能性、絵柄が違い、四季折々でお弁当箱を使い分ける、日本の食文化の奥深さを知る品々。中にはお弁当箱とともに、食器、酒器もコンパクトに収納できる大型のものも。
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お花見弁当の蓋の部分、透かし彫りですかね。なんとも技巧をこらしたお重になっています。
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小物もうっとりとする、丁寧な仕事ぶりの品々。

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酒器も燗酒用などさまざま。

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何気に背景にある屏風が狩野派のものだったり。
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こちらもちょっと変わった形をしつつ、細かい螺鈿細工がほどこされたお弁当箱。

安土桃山時代から脈々と続いてきたお弁当文化。最近では日本のお弁当が語源となる『BENTO』がワールドワイドに浸透し、その源流である日本の食文化が世界でも注目を集めています。そんな源流を知る博物館。食文化に造詣の深い方は見学無料施設ですので、ぜひ足を運んでみてください!

詳細情報

名称:お辨當箱博物館(半兵衛麩本店内)
場所:京都市東山区問屋町通五条下る上人町433
電話:075-525-0008
開館時間 10:00~17:00 入館は16:30迄
休館日:水曜日
公式サイト:https://www.hanbey.co.jp/

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