2022年6月4日 更新

【京都花ぶらり】京都駅スグで紫陽花見頃☆『平家物語』で注目の源氏ゆかり「六孫王神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は南区京都駅八条口、東寺の北側に位置し、新幹線沿いにある源氏ゆかりの神社。季節の花、紫陽花も咲き誇る(6月1日撮影)

大河ドラマやアニメで注目の源氏ゆかりの神社

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南区、京都駅八条口からJR線に沿って西へ行った場所にある神社『六孫王神社』。今回は季節の花・紫陽花が咲き誇る穴場スポットであること、さらに最近平安~室町時代の史実を基にしたドラマやアニメがブームで、こちらの神社が源氏ゆかりの社であることに興味を持ちやってきました。
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鳥居脇。境内を縁取るように紫陽花が茂っています。すでに満開を迎えるものもあり、徐々に開花しているものもあり、見事な咲きっぷり。
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一ノ鳥居をくぐり、駐車場や会館を経て石造りの二ノ鳥居。さらに参道が伸びています。
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六孫王神社は応和元年(961)に清和源氏の祖源経基の嫡男満仲が経基邸宅跡に霊廟を建て、その前に社殿を造営し経基を祀ったのが始まりとされる。清和天皇第六皇子の貞純親王の子、つまり清和天皇の孫にあたる源経基は『六孫王』と称されていたことから、この社名になったとか。
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経基王は清和源氏の始祖であり、王の後裔には源義家・頼光・頼政・木曽義仲、現在放映中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場する頼朝、また足利氏、武田氏などが挙げられます。

「死後は龍神となって邸内の池に住んで子孫の繁栄を祈るから、この地に葬るように」との経基の遺言にちなみ、途中太鼓橋かかる神龍池があります。最近では"恋の架け橋"と呼ばれ、恋愛成就の御利益もあるとされています。
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その池の脇にある弁財天社。満仲誕生時に、健育・知育のため、井戸の上に竹生島の弁財天を勧進。
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満仲が産湯に使ったという『誕生水』が湧き、都七名水の一つにも数えらえています。初代の井戸は新幹線の高架橋の下になり枯渇し、現在の井戸は2代目。
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本殿には御祭神に経基、天照皇大御神、源氏の守護神である八幡大神を加え三柱が祀られています。清和源氏発祥の宮とされ、川西の多田神社、羽曳野の壺井八幡宮と合わせて源氏三神社と呼ばれています。
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さらに、平成に建立された源経基の歌碑もあります。平安時代後期の『拾遺和歌集』に収められた和歌2首で、いずれも恋の歌。ここから縁結びの聖地とも言われています。

すぐ近くには新幹線が走行する様子も見え、さらに今の季節は紫陽花ですが、春は桜や藤が咲き誇る名所としても知られています。平安~室町時代を描いたドラマやアニメでまた注目を浴びるスポット。ぜひ訪れてみてはいかがですか?

詳細情報

名称:六孫王神社
場所:京都市南区壬生通八条角
電話番号:075-691-0310
公式サイト:http://www.rokunomiya.ecnet.jp/
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