2023年4月29日 更新

【世界遺産】砂ずりの藤が美しい「平等院」【京都花めぐり】

藤の名所として知られる平等院の「砂ずりの藤」が今年も美しく咲き誇りました。4月29日の公式発表は、見頃過ぎで一部色あせはあるものの、西側は綺麗な所もあるとのことです。4月中旬に拝観した様子を紹介します。

美しい砂ずりの藤

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今春は桜から、花々の開花が早期に進み、通常は5月頃に見頃を迎える藤も、4月20日頃にはや見頃を迎え、美しく咲き誇りました。今回は京都の藤の名所、宇治市の平等院を紹介します。(見頃少し前に拝観しました。)
アクセスは、JR奈良線宇治駅及び京阪宇治線宇治駅より徒歩10分です。
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平等院は、1052年(永承7年)関白藤原頼通によって、父道長の別荘を寺院に改め創建されました。
1994年世界遺産に登録され、現在は国内外からたくさんの観光客が訪れています。
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表門前広場の藤棚です。境内の野田藤より少し前に見頃を迎える印象です。表門前で無料で鑑藤出来ます。
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拝観料を支払い、表門をくぐると大きな藤棚があります。見頃発表前でしたが、きれいに開花していて、たくさんの方が撮影や観藤に来られていました。
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観音堂を背に、ツツジと藤が美しいです。
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約400㎡の藤棚には樹齢300年ほどと伝わる4本の藤があります。公式サイトによりますと、今年は4月上旬に開花、4月20日に見頃発表がありました。約1mほど垂れ下がった藤は、「砂ずりの藤」とも呼ばれ、その美しさに多くの人が魅了されます。
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藤のそばによると、甘い香りがし、クマバチがたくさん飛んでいて、ブンブンと羽を鳴らしています。私はその音が、遠くでバイクが走っていると思っていました(笑)
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鳳凰堂と藤の人気の風景です。藤と鳳凰堂、平等院らしい組み合わせに、多くの方がカメラを向けられていました。
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鳳凰堂の周りに、キリシマツツジが植わっていました。藤と一緒に見頃を迎えるようで、とても綺麗でした。朱色の鳳凰堂に真っ赤なツツジが花を添えていました。
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境内には平戸ツツジも点在していて、美しい新緑と共に境内を彩っていました。
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新緑と鳳凰堂です。鳳凰堂は、1951年に10円硬貨のデザインに採用されました。
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極楽浄土の宮殿をモデルにされたそうで、池の上に浮いているようにもみえますね。堂内には、ご本尊の阿弥陀如来座像が安置されています。平安時代を代表する仏師 定朝作であり、現存する唯一の仏像だそうで、希少ですね。堂内の見学が可能で、一度近くでご本尊を拝見してみたいです。(別途拝観料要)
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現在の鳳凰は2代目で、文化財保護のため昭和43年に取り替えられたそうです。オリジナルはミュージアム鳳翔館に保存されています。
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2001年(平成13年)にリニューアルした「鳳翔館」です。拝観順路の中に組み込まれていて、平等院の歴史や梵鐘、鳳凰一対のほか、貴重な文化財を見学できます。(館内撮影禁止)
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今回は境内の野田藤(砂ずりの藤)を中心に紹介しました。
今後の拝観の参考になれば幸いです。

平等院 on YouTube

平等院の鳳凰堂と藤、ツツジを中心に境内の様子をまとめました。良かったらご覧ください(^^)

スポット情報

名称:平等院
住所:宇治市宇治蓮華116
電話番号:0774-21-2861
関連ページ:https://www.byodoin.or.jp/
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