2022年9月12日 更新

【京都洋食】大正創業の古き良きレトロ感☆手づくりデミグラスハンバーグ必食「精養軒」

おおきに~豆はなどす☆今回は京都府宮津市にある創業大正年間の4代続く洋食老舗。店内に漂うレトロ感は古き良き洋食店風情を残す。今回はテイクアウトで。

“海の京都”で大正時代から続く老舗の洋食を

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京都府宮津市。日本三景・天橋立のある、言わずと知れた海のまち。最近では通称『海の京都』とも言われ、マンホール画ももちろん日本海と天橋立。

そんな場所に来たからには、もちろん海の幸グルメを堪能するのが定石。私もこれまで宮津に来ると、ほぼほぼ海鮮グルメをキメて帰る、というパターンでした。

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ですが、前々から訪れたいと思っていたお店があります。いつも海鮮圧に押され、未食に終わっていたお店。今回は最初から覚悟を決めてやってきました。ズバリ!洋食です。住宅街にひっそりとたたずむ欧風料理『精養軒』。この日は夕食をここで食べようと思いやってきました。
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大正年間創業の80年以上にわたり地元で愛される洋食店。現在は4代目がお店を継がれ、営業されています。店の外観からもそのレトロ感が漂い、外装リフォーム等ありますが、大正ロマン風のデザインのエントランス。
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中に入ると、これまた驚くレトロ感。恐らく大正時代の内装そのまま現存、というわけではないにしても、各テーブルに設えられた大胆デザインのバラのステンドグラスの飾り窓。そして、テーブルごとの間仕切りには観葉植物の鉢植えが置かれたり。
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会計カウンターもこれまた年季の入ったもの。右についてる真鍮のノブ付の小さなドア。これ何目的で使われてたんでしょうか。ここにも歴史の古さを感じます。
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さらに螺旋階段を上ると2階席があり、1階以上にレトロ感満載なんだとか。この日は未踏。
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階段脇に昭和懐かしい岡持ち。この令和においてはウーバーイーツやら特化したデリバリーシステムもある中、元祖『出前』が今も健在で、ご近所さんへの配達にこの岡持ちを使用されてるんだとか。
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そこここに懐かしさと温かみを感じるデザイン。
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で、今回は意気揚々と食べに来たわけですが、平日夜はテイクアウトしかやってないとのこと。ランチ営業では毎日店内飲食可能ですが、ディナー営業は土日祝のみで、平日はテイクアウトのみだそうです。残念。

で、当初お店のレトロ感を味わいつつ食事しようとやってきて、それが叶わないなら他店を探そうかとも思いましたが、気持ち切り替えテイクアウトにすることに。テイクアウト専用のメニュー表もあります。そして、ランチ営業時のメニューもすべてテイクアウト可能とのこと。

メニュー見るかぎり、京都市内の洋食店と比べ、比較的割安です。で、今回はBランチ1400円、Cランチ1750円をテイクアウトすることに。いずれもライスが付きますが、無しで注文することも可能で、その場合は1品プラスしてくれるとのこと。両方ライス無しにしました。

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で、ここに来るまでに日帰り温泉&サウナで汗をしぼり、ここでビールを飲みながら洋食をアテにする、というシナリオを想定。ですが、想定外にそれが叶わず、お店の方に懇願してせめて瓶ビールだけでも店内で呑ませてほしい!と。事情を説明し、運転手は呑まない約束で提供していただきました。まるでアル中のような所業(笑)呑みながら、料理ができるのを待ちました。
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そして、出来上がって持ち帰ったのがこちら。ライス無しのCランチ。けっこう大判の容器に入っていて、見るからに品数も多く豪華。内容は、有頭エビフライ、ハンバーグ、チキンソテー、ポークカツ、ロースハム、カニサラダ、野菜サラダ。そして、恐らくライスの代わりはハヤシビーフの乗ったスパゲティー。
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そして、Bランチ。有頭エビフライ、ハンバーグ、ハヤシビーフ、ボイルドポーク、カニサラダ、野菜サラダ。こちらもライスの代わりはホワイトソース仕立てのスパゲティー。
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で、私はBランチをいただきました。まずは店自慢のハンバーグ。手づくりデミグラスソースをまとったやわらかハンバーグ。ソースのコクとハンバーグのジューシーさが安定の美味しさ。

ちなみに今回は食べませんでしたが、タンシチューも看板メニューだそうです。
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ハヤシビーフ。飴色玉ねぎがいい甘さを出し、そのままご飯にかければ一口ハヤシライスに早変わり。ワインのコクも感じられ、これもいい!
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滑らかなしっとりのポテサラ。具材はなしのやつですが、ジャガイモの美味しさをダイレクトに感じられ、手づくりの美味しさが光ります。
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オーロラソースの乗った玉子サラダ。これもフレッシュサラダと合わせて。
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サラダはマヨネーズも手づくりで、洋食店ならではの、やわらかい酸味の美味しさ。
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有頭エビフライのデカさよ。食べ応え十分。
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大海老です。頭部分も食べて、パリパリ感と味噌を楽しみ、さらに身にはタルタルソースをつけて。ごちそう感のあるエビフライ。
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宮津の洋食店のこだわりとも言うべきか、ちゃんとした本物のカニ身を使用したサラダ。ちょっとうれしいサラダ。
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これがボイルドポークか。ちょっとカレー風味のような。ビールとよく合う(晩酌中笑)
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洋食の付け合わせ定番のケチャップスパゲティーに少しアレンジしてホワイトソース。マイルドな味わいで、付け合わせ以上の存在感。

今回はテイクアウトになってしまいましたが、なかなか美味しい洋食でした。それが店内飲食だったら、お店の内装や食器のレトロ感、そして出来立て熱々料理で、さらに美味しかっただろうな、と。また別に機会に訪れたい古き良き洋食でした。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:欧風料理 精養軒
場所:京都府宮津市島崎2021−1
電話:0772‐22‐2426
営業時間:ランチ11:00~14:00 ディナー16:00~19:00(土日祝のみ)
     ※テイクアウト、デリバリーは11:00~14:00、16:00~19:00毎日
定休日:木曜日
公式サイト:http://seiyouken.jp/index.html
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