2023年7月19日 更新

金閣寺近く 四川省出身店主が腕をふるう四川牛肉麺専門店 「茶盤寺(さばんじ)」

世界遺産 金閣寺の少し南側、 四川省出身店主が営む京町家造りの四川牛肉麺専門店 「茶盤寺(さばんじ)」なり。

京町家の四川牛肉麺専門店

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京都現地系中国料理店ネタ。とはいえ、「ガチ中華」というにはあか抜けた感じで、ラーメン店カテゴリーでも良さそうな中国料理店ネタを1つ。
やってきたのは金閣寺山門前から南に250m。きぬかけの道にある衣笠馬場町交差点の北東角近くにある「茶盤寺」(さばんじ)なる四川牛肉麺専門店。店名は四川省ご出身のご店主にゆかりのある地名の様です。オープンは22年12月というまだまだニューカマー店なのだ。ご覧のように京町屋を上手にリノベーションしたお洒落な感じ。
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観光客が沢山集まる場所ですが、今日はそんなに混雑している状況ではない模様。店内に。
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カウンターのみで非常にゆったりした全8席のお店。京町屋らしく奥に向かって細長い構造でどん付きに坪庭の緑が見えるのだ。中国は四川省出身のご店主、それと日本人女性の方と2人体制でまわしておられるのですな。
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で、メニューなのですがシンプルの極み。店名のように四川牛肉麺が1種類のみで、麺が120gの並、それに180gの大という二択。ドリンク類も特に置いておられない模様。相方は並を、私は大!ということでお願いするのだ。
お二人ともトークができるどことなくバックパッカーのような雰囲気の方々で、旅行者だと思われるカップルに旅行案内がてら色々とお話をしているのを聞きつつ、お料理を待つわけで。
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四川牛肉麺(並)がまず登場。いやー、これは高級中華料理店の〆麺のような端正な佇まいですな。キチンと麺の盛りを整えているのが美しい!のだ。間髪入れず・・・
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大も登場したのが着席後7分。多分、先ほど書いた麺の量は乾麺重量ではないかと思われますな。このビジュアルとこの牛肉量!&この立地!なので、お値段は全然納得レベル!ということに
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麺は正に高級中華料理店で採用していそうな、低加水ストレート細麺(カンスイあり)で、茹で加減はコシがしっかり残るほど。しこしこつるつると良い感じですな。
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角切りにした牛肉は歯ごたえが程よく残るほど柔らかく煮込まれていて、上から花椒を振りかけているのだ。ベースになる出汁は牛系なんでしょうなあ。20種類以上の香辛料を調合してある醤油ベースのスープで、四川料理の中でも辛さは相当穏やかな部類。スープの上澄み2mmぐらいはラー油層なのですが、唐辛子の風味を重視した味付けで、全然穏やかな辛味なのでご心配なく。この油層が旨味の根源かもですな。どちらかというと漢方のような薬膳効果がありそうな感じで、超美味しいです。

で、我が街伏見では、こうゆう麺料理を出す現地系中国料理店が何店か思い出されるのですが、「これは老重慶 川菜館の重庆牛肉面を更に上品にした感じだなあ」と思いつつ、美味しく頂くのだ。大にすると結構な大盛りになりますが、うまうまうまーと、10分ほどでスープも残さずペロッと完食。我々的にはもっと辛くても全然OK! 
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我々が帰るタイミングでゲストが我々だけになったので、店内を再度パチリ。支払いは税込みなのでこれまたシンプルの極み。

帰り際にどちらからお越しいただいたのですか?と店員さんに確認されたので、「伏見から来たのですが、深草周辺の中国料理店が好きなので大好きになりましたよ~」と言うと、「そうそう、我々も伏見の老重慶川菜館に一度行きたいと思っていて!」とのこと。いやー、(先ほどそのお店を想像していたのでびっくりしつつ・・・)絶対お気に召すと思いますよ!とお伝えし、お店を後にしたのだ。

旅行者にも優しいお店で、今度どんな形で続けられるか興味津々。多分、また来ると思います!

店舗情報

店名:四川牛肉麺専門店 茶盤寺(さばんじ)
住所:京都市北区衣笠馬場町45-3
営業時間:11:00~麺切れまで 
定休日:月曜日・火曜日
TEL:050-1157-8084
https://sabanji.com/
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。