2023年10月28日 更新

【京都三大祭】まさに「動く時代絵巻」~豪華絢爛な歴史行列~『時代祭』

「祇園祭」「葵祭」と並ぶ京都三大祭のひとつ「時代祭」。豪華絢爛な「時代行列」が京都御苑から平安神宮までの約4.5kmを練り歩きます。そんな時代行列は必見中の必見ですが、「行列見物」以外にも時代祭には魅力がいっぱいあります。そんな時代祭の「楽しみ方のひとつ」をご紹介いたします。

「千年の都」の歴史を振り返る『京都の祭』

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時代祭は1895年(明治28年)に平安遷都1100年を祝して行われた行事が起源で、100年以上の歴史がある「京都三大祭」のひとつです。
祭のハイライトは毎年10月22日に行われる「時代行列」で、京都御苑から平安神宮までの約4.5kmを、きらびやかな時代衣装の行列が練り歩きます。

その行列を沿道から見物するのが、時代祭のおすすめの楽しみ方ではありますが、実は時代祭には意外と知られていない「もうひとつの楽しみ方」があるんです。

今回は、そうした「地元ならでは」の楽しみ方をご紹介いたします。

時代祭は “ ふれあえる祭 ”

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時代行列で都大路を歩く「出演者」の皆さまは、出番の前に京都御苑に集まり、本番前の最後の準備を行っています。
時代祭では、なんとその出演者の皆さんと、ふれあうことができるんです。

京都御苑が京都の歴史にタイムスリップ

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行列が始まる建礼門の近くには、出番を待つ出演者の皆さんが続々と集まってきます。
時代祭では明治維新から幕末、江戸時代、戦国時代、平安時代など、時代を遡り、その時々の衣装の方が行列を成しますが、そうした出演者の皆さんが集まっている光景は、まさに「京都の歴史の縮図」そのものです。
時代衣装の方があまりに大勢いらっしゃるので、自分が京都の歴史にタイムスリップしたように錯覚してしまいます。

気軽に記念撮影が可能

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時代祭では、そんな行列に出演される皆さまと、記念撮影をすることができます。
出演者の皆さまは、本番前で、お忙しいところではありますが、とても気さくに記念撮影に応じて下さいます。
記念撮影をお願いすると喜んで下さる出演者の方もたくさんおられるので、ぜひ積極的にお願いしてみて下さい。
もし記念撮影をお願いできるかどうか迷ったときは、その方と目が合ったらお願いできるチャンスです。
その際は遠慮せず、記念撮影をお願いすることをおすすめします。

行列の出演者と間近でお会いできる

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行列では、出演者の方を少し離れて見物することになりますが、ここでは間近でお会いすることができます。
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お話をお伺いすることも可能で、意外な裏話など、出演される皆さんの「生の声」を聞くこともできます。

準備の様子や舞台裏を拝見

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これから行列に参列される出演者の、最後の準備の様子を間近で拝見することもできます。
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意外な「手作り感」を目撃してしまうこともしばしばで、その事に驚くやら嬉しくなるやら。
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出演者の皆さんの、こうした準備のおかげで祭ができていることを知ると、時代行列もより深く鑑賞することができます。

京都の地元の方の祭

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時代衣装を着ている出演者の皆さんは、実は地元の一般の方が殆どです。
京都にあった旧学区を元に区画が分けられ、どの時代をどの区画が担当するかを当番制で持ちまわっているのです。
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地元の方以外にも、京都の大学に通っている学生さんがアルバイトで大勢参加しています。
こうした地元の方や、学生さんの協力で時代祭は作り上げられているのです。
このことが、観光客の皆さんはもちろん、地元・京都の人々にも時代祭が愛されている所以です。

出演者もあちこちで記念撮影

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時代衣装を着られている皆さんも、あちこちで記念撮影をされています。
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出演する皆さんも、祭を楽しまれているんです。
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いかがでしたでしょうか?
時代祭にお越しの際は、出演される皆さんとのこうした「ふれあい」も、ぜひお楽しみ下さい。

基本情報

<時代祭祭事日程(※毎年同日に開催)> 
 10月15日:時代祭宣状祭
 10月21日:時代祭前日祭
 10月22日:時代祭/神幸祭/行在所祭/★行列進発/大極殿祭並還幸祭
 10月23日:時代祭後日祭

アクセス

京都御苑

平安神宮

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柳町イズル 柳町イズル