山間で見つけた!老舗和菓子の立派な工場
京都市内から車を走らせ、南丹市八木町へ。田畑や山々が広がるのどかなエリアですが、さらに山あいへ進んでいくと、少し意外な場所にたどり着きます。
ここにあるのが、日本を代表する老舗和菓子店「とらや」の京都工場です。
とらやは室町時代後期に京都で創業した老舗。長年にわたり御所御用を務め、明治2年(1869年)の東京遷都では明治天皇にお供して東京へ進出しました。一方で京都の店も残され、現在まで京都との深いつながりが続いています。
とらやは室町時代後期に京都で創業した老舗。長年にわたり御所御用を務め、明治2年(1869年)の東京遷都では明治天皇にお供して東京へ進出しました。一方で京都の店も残され、現在まで京都との深いつながりが続いています。
そして、実際に到着してもう一度びっくり。
石積みとコンクリート、ガラスを組み合わせた立派な建物で、一般的に想像する「食品工場」とはずいぶん違う佇まいです。周囲の山々にも自然となじみ、ちょっとした美術館や文化施設のよう。
石積みとコンクリート、ガラスを組み合わせた立派な建物で、一般的に想像する「食品工場」とはずいぶん違う佇まいです。周囲の山々にも自然となじみ、ちょっとした美術館や文化施設のよう。
この京都工場は2008年に竣工。もともと京都市内にあった工場を移転・新築したもので、建設にあたっては「自然環境と調和する工場」をコンセプトにしたそうです。和菓子づくりに欠かせない水の確保なども、この場所が選ばれた理由のひとつ。現在は羊羹や最中、焼菓子などが製造されています。
そして、こちらには小さな直売スペースも設けられています。大々的に「工場直売」と掲げられているわけではなく、どちらかといえば、近隣の方やここまで足を運んだ人のために用意されているような控えめな直売所です。
駐車場に車を停め、入口でインターホンを押すとスタッフさんが対応してくれます。
そして、こちらには小さな直売スペースも設けられています。大々的に「工場直売」と掲げられているわけではなく、どちらかといえば、近隣の方やここまで足を運んだ人のために用意されているような控えめな直売所です。
駐車場に車を停め、入口でインターホンを押すとスタッフさんが対応してくれます。
中に入ると、コンクリート打ちっぱなしのシンプルでスタイリッシュな空間にショーケースがひとつ。羊羹や最中、焼菓子など、とらやではおなじみの商品がきれいに並びます。
いわゆるアウトレット品や工場限定商品がずらりと並ぶ直売所とは少し違い、取扱商品も一部のみ。一般店舗のように落ち着いて、買い物も楽しめます。
今回は、その中から羊羹や最中などを購入。
定番の小形羊羹をはじめ、最中は菊をかたどった「弥栄」やk,焼き菓子の「雲居のみち」。箱を開けたときの端正な姿も、「とらや」らしいですね。
定番の小形羊羹をはじめ、最中は菊をかたどった「弥栄」やk,焼き菓子の「雲居のみち」。箱を開けたときの端正な姿も、「とらや」らしいですね。
最中の皮は軽やかで香ばしく、中には餡がたっぷり。
奇をてらった味ではありませんが、甘さの輪郭がやわらかく、角のないまろやかな美味しさ。ひとつ食べて強烈なインパクトを残すというより、また明日も食べたくなるような上品さがあります。
奇をてらった味ではありませんが、甘さの輪郭がやわらかく、角のないまろやかな美味しさ。ひとつ食べて強烈なインパクトを残すというより、また明日も食べたくなるような上品さがあります。
抹茶を使った焼菓子「雲居のみち」は、どれも華美に飾り立てるというより、餡のまろやかな甘みや抹茶の香りを生かした人気商品です。
羊羹は、とらやを代表する「夜の梅」と、香り豊かな「紅茶」を。こうした定番商品も、実際に作られている京都工場で購入すると、いつもとは少し違った気分になります。
日本茶はもちろん、コーヒーや紅茶にも合わせやすく、箱や包装も端正。自宅用にはもちろん、手土産や贈りものにも安心して選べるのは、さすが老舗といったところです。
日本茶はもちろん、コーヒーや紅茶にも合わせやすく、箱や包装も端正。自宅用にはもちろん、手土産や贈りものにも安心して選べるのは、さすが老舗といったところです。
山あいの立派な工場、静かな直売スペース、端正な包装、そして変わらない和菓子のおいしさ。ひとつひとつに、長い歴史を持つ「とらや」らしさを感じました。
わざわざ直売所だけを目的に遠方から向かうというより、京都北部へのドライブや旅の途中に立ち寄るのがおすすめ。特にとらや好きなら、一度訪ねてみたくなる場所ではないでしょうか。
なお、京都工場直売所の営業時間ですが、生産状況によって臨時休業や営業時間が変更されることもあるため、訪問前には公式情報をご確認ください。
わざわざ直売所だけを目的に遠方から向かうというより、京都北部へのドライブや旅の途中に立ち寄るのがおすすめ。特にとらや好きなら、一度訪ねてみたくなる場所ではないでしょうか。
なお、京都工場直売所の営業時間ですが、生産状況によって臨時休業や営業時間が変更されることもあるため、訪問前には公式情報をご確認ください。