【京都】惜しまれつつ閉店、、屋台から60年、3代に渡り愛された「北山元町らーめん」

四条烏丸の路地奥で長年親しまれてきた「北山元町らーめん」が、2026年6月27日をもって閉店します。北山の屋台から始まり、約60年 3代にわたって受け継がれてきた老舗。京都のラーメン史の一端を担った名店が、ひとつの節目を迎えます。

目次

屋台から60年、3代に渡り愛された一杯

四条烏丸エリア、大丸京都店の西側。ファミリーマートと串焼き 満点の間にある細い路地で、知らなければなかなか足を踏み入れないような場所です。
この通りには和食や洋食、居酒屋など個性的な店が集まり、知る人ぞ知るグルメスポットとなっています。

その路地奥で長年親しまれてきたのが「北山元町らーめん」です。この場所は、2012年からですが、北山元町らーめんの歴史は、およそ60年前に北山エリアで営業していた屋台までさかのぼります。3代に渡り、昭和の時代から受け継がれてきた味を守りながら、濃い色合いの醤油スープを特徴とする一杯で多くのファンを魅了してきました。

そんな長年愛されてきた北山元町らーめんですが、2026年6月27日をもって閉店されます。
店頭には閉店を知らせる案内が掲示されており、京都のラーメンファンにとっては寂しい知らせとなっています。
張り紙には、閉店のお知らせと共に長年利用したお客さんへの感謝の言葉が残されていました。

この日は最後に定番の醤油ラーメン煮玉子入りをいただいてきました。

初代が富山ブラックに着想を得た一杯で、御所南の老舗・澤井醤油のたまり醤油を使用。鶏豚骨のコクに醤油の豊かな風味、ほのかな甘みが重なり、濃厚ながらもバランスの取れた味わいです。

見た目のインパクトとは裏腹に、意外と飲みやすいスープ。どこか懐かしさを感じさせる味わいも、この店ならではの魅力でしょう。

麺は近藤製麺の中太麺を使用。しっかりとした弾力があり、たまり醤油の風味豊かなスープとも好相性です。見た目ほど塩辛さはなく、コク深さと食べやすさを両立した一杯として支持を集めてきました。

隠れ家的な立地ながら、常連客でにぎわい続けた北山元町らーめん。その歴史にひとまず幕が下ろされます。

跡地に誕生するのは従来のようなラーメン専門店ではなく、おばんざいを中心とした居酒屋スタイルの店舗。比較的あっさりとしたラーメンも提供される予定です。

店主によると、ご体調のこともあり第一線でのラーメン作りからは少し距離を置き、今後は友人とともに新たな店づくりに取り組まれるとのこと。

これまでの北山元町らーめんとは異なるコンセプトになりますが、「いつかまたこのラーメンを作りたい」という思いも語ってくださいました。

北山の屋台から始まり、時代とともに姿を変えながら歩んできた北山元町らーめん。歴史ある屋号は6月27日でひとつの区切りを迎えます。

長年通った人はもちろん、気になりながら訪れる機会がなかった人も、閉店前に足を運んでみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店名:京都北山元町らーめん
住所:京都市中京区東洞院通錦小路下る坂東屋町664-27
営業時間:12:00〜15:00 / 18:00〜23:00
https://www.motomachira-men.com/