戦国武将・豊臣秀吉ゆかりの通称を持つお寺
上京区、千本今出川交差点。この界隈にちょっと面白い通称を持つお寺があるというのでやってきました。
交差点から今出川通りを西へ行った北側の通り沿い。
安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した仏師・宗印を開基とする浄土宗の尼寺で、もともとこの近くに般舟院というお寺があり、その隠居所のあった場所と伝わってます。
こちらは一般公開はされてませんが、事前に予約をすれば拝観が可能とのこと。御朱印の授与もされている様子。
そして、ちょっと面白い通称を持つお寺で「湯たく山茶くれん寺」という異名を持ちます。京都にはいろんな通称を持つお寺がありますが、ちょっと長い通称(笑)
そして、ちょっと面白い通称を持つお寺で「湯たく山茶くれん寺」という異名を持ちます。京都にはいろんな通称を持つお寺がありますが、ちょっと長い通称(笑)
そんな通称には、戦国時代の天下人・豊臣秀吉がかかわっています。石碑にも「豊公遺跡湯たく山茶くれん寺浄土院」と書かれています。
寺伝によれば、ここからさらに西に学問の神様で知られる北野天満宮がありますが、そこで豊臣秀吉が催した日本史にも刻まれる北野大茶会。その帰りに秀吉がこの寺に立ち寄りお茶を所望したところ、庵主が茶の湯に未熟なためにお茶を出すのは失礼と考え、お寺の湧水の白湯を提供。秀吉はますます茶を要求するも白湯ばかり。秀吉は庵主の思いを悟り「お茶を頼んでいるのに白湯ばかりで、お茶をくれん」と言い笑ったと。そのため湯沢山(たくさん)茶くれん寺という異名がつけられたという、ちょっとほのぼのエピソードの通称(笑)
寺伝によれば、ここからさらに西に学問の神様で知られる北野天満宮がありますが、そこで豊臣秀吉が催した日本史にも刻まれる北野大茶会。その帰りに秀吉がこの寺に立ち寄りお茶を所望したところ、庵主が茶の湯に未熟なためにお茶を出すのは失礼と考え、お寺の湧水の白湯を提供。秀吉はますます茶を要求するも白湯ばかり。秀吉は庵主の思いを悟り「お茶を頼んでいるのに白湯ばかりで、お茶をくれん」と言い笑ったと。そのため湯沢山(たくさん)茶くれん寺という異名がつけられたという、ちょっとほのぼのエピソードの通称(笑)
本堂には永長元年(1096年)の銘を持つ重要文化財・木造阿弥陀如来坐像が安置され、木彫漆箔で僧・寂能作。また本堂の屋根には安土桃山時代の陶工で、楽家初代・長次郎作の寒山拾得像の焼き物が一対が置かれています。
特に茶の湯の歴史に興味のある方には必訪のお寺と言えるかもしれませんね。次回は事前予約の上、拝観してみたいお寺です。
特に茶の湯の歴史に興味のある方には必訪のお寺と言えるかもしれませんね。次回は事前予約の上、拝観してみたいお寺です。
詳細情報
名称:浄土院
場所:京都市上京区千本西入南上善寺町179
電話:075‐461‐0701
場所:京都市上京区千本西入南上善寺町179
電話:075‐461‐0701