これぞ癒しの京都!喧騒を離れた静謐の厳選「癒しスポット7選」【まとめ】

世界中から観光客が訪れる京都。シーズンオフでも有名な神社仏閣は人で混み合っていることも多いですね。今回は、そんな喧騒から離れて静かに古都を満喫できるスポットをご紹介します。

目次

空気の味も違う気がする古代の森「下鴨神社 糺の森」

緑あふれる世界遺産「下鴨神社」。境内を取り囲む森は「糺(ただす)の森」と呼ばれて、古くからこの土地の人々に親しまれている場所です。

約40種類、樹齢200年~600年の樹木が約600本も自生している自然林です。森の散策路は小川と木々の間から光が射す静かな小道。せせらぎの音も気持ちいいです。

水の音と鳥の声、そして自分の足音だけの静かな空間を歩いていると、心が洗われる気がします。森を抜けると鳥居が見えて、とても神秘的な空間に迷い込んだかのような不思議な気持ちに。
広大な敷地のため、観光シーズンでも混み合っている印象はあまりしないスポットです。夏は木陰がとても涼しく、影に光る木漏れ日が美しい場所。夏こそオススメしたい下鴨神社です。

じっくりと思索にふける「哲学の道」

桜と紅葉の時期は観光客でいっぱいになる哲学の道ですが、早朝は比較的静かなのでこちらもオススメです。朝日と桜の対比がとてもきれい。

水路に映る桜も綺麗ですね!
また、5月下旬~6月中旬頃は蛍が飛んでとても幻想的な景色になります。蛍がもっともよく観察できるのは、20時~21時頃と言われています。
撮影もOKなので、貴重な蛍の写真を撮る事もできます。もちろん、虫網などで捕まえるのはNGです!が、自然に飛んできた蛍が肩に留まることはあるかもしれません。

秋は、桜並木が紅葉するのも綺麗です。冬は雪がふることも。1年を通して、京都の美しさを見せてくれる哲学の道で、のんびり思索にふけるのも良いですね。

鴨川の水源地に位置する「貴船」

京の奥座敷・貴船と言えば、水を司る神様を祀る古社「貴船神社」が有名ですね。写真の春日燈籠がずらりと並ぶ参道でもおなじみ。

そして、夏はこの貴船の川床も!貴船の川床の気温は京都市内より約10℃近く低く、まさしく京の避暑地となっています。見るからに涼しげな風情。夏は流しそうめんが楽しめるお店もあります。

GW中は、新緑をライトアップする企画もあります。また、冬の雪が降った日に限りライトアップ!となかなかレアな催しも。秋はもちろん、紅葉が綺麗です。
個人的には、真夏の盛りに避暑に訪れるのをオススメします。青紅葉を楽しみながら川床で冷たい素麺やわらび餅を食べるのは最高に癒されますよ。

愛くるしい水中の動物に癒される「京都水族館」

観光客より、むしろ地元の方々がお散歩がてら通う姿をよく見かける「京都水族館」。年パスはなんと大人でも5000円以下、通常2回分の入場料金で買えるとあって、子供連れのママさんも多いです。

水族館では人気者のゴマフアザラシ。オットセイに比べゆったり泳ぐ姿や、くりっとした目が愛嬌がありますよね。
もちろん、ペンギンやアザラシの姿も見られます。そしてなんといってもこちらの水族館の目玉は、オオサンショウウオ!初めて見る方は、その大きさにビックリしますよ!

大水槽の前には座るスペースもあって、竜宮城のような海の底を眺めることができます。水の中をゆったりと泳ぐ魚たちを眺めていると、頭の中もゆったりゆる~くなってゆく気がしますね。
様々なイベントも企画されていて、何度行っても飽きない場所です。近隣にお住まいの方は、年パスがオススメ。お時間のある時にふらっと寄っても楽しめる、地元密着型の水族館です。

映画やアニメにも登場した「鴨川デルタ」

先にご紹介した下鴨神社の糺の森(ただすのもり)の先端部分に位置し、高野川と賀茂川に囲まれた三角州「鴨川デルタ」。市民の憩いの場です。
映画やアニメにも登場して、一部のファンの間では聖地とも呼ばれていますね。

こちらの飛び石が有名ですね。
近くには、美味しいパン屋さん、スイーツ店、豆餅のふたばなどがあり、美味しい物を持ちこんでピクニック気分が味わえます。読書をしたり、お昼寝をしたり、友達と語り合ったり、のんびりすごしたくなる場所です。

鴨の泳ぐ姿も。京阪の出町柳駅からすぐの場所にあるので、観光の途中に立ち寄ってちょっと一休みするのにもオススメです。

観光するばかりが魅力じゃない「嵐山」

「嵐山」というと、すっかり観光地としてのイメージが定着していますが、渡月橋周辺の喧騒をちょっと離れると、意外なほど静かな顔も見せてくれる場所でもあります。

嵐山・嵯峨野の代名詞である「竹林の小径」は、癒しスポットとして外せません。界隈の喧騒がうそのように、風に揺れるわずかな笹の葉の音も聞こえます。その清涼感と静寂は、おしゃべりするのがもったいないほど!

近年では、こうして竹に雪が積もる姿も見られました。静謐さがいっそう増して、気持ちがすうっと冴えてゆくのを感じます。
紅葉シーズンはとにかく人が多いので静けさを楽しむというわけにはいきませんが、シーズンオフに訪れると平安時代から続く静かな雰囲気を存分に楽しめますよ。

京の都始まりの地「将軍塚青龍殿」

青蓮院から山を登った頂上に位置する「青蓮院青龍殿」は、平成26年10月完成と比較的新しいものの、移築された建物は歴史があり国宝も安置しています。
特に、京都市内を一望できる大舞台は圧巻!

清水寺の舞台の約4.6倍の広さがある木造大舞台です。この広々とした空間!京都市内はもちろん、西展望台からは大阪のビルまで見えるのだとか!
遮るもののない空と山が広がる景色は、なんとも清々しい気分になります。

紅葉の時期はライトアップを実施しています。京の夜景と紅葉の組み合わせ、なかなか見られるものではありません。
山の上にあってアクセスが少し不便だからこそ、雑踏とは無縁の静けさを満喫できます。ここも既にガイドブッ等でピックアップされることも多くなり、人気スポットになりつつあるのでお早めに。
いかがでしたか?いずれも、暑くなるこれからの時期に特におすすめのスポットです。たまにはゆったりとした時間の中で、古都の空気を感じてみてください。