京都ゆかりの日本画家の哲学の道『関雪桜』
この日はちょうど桜シーズンの終盤で、銀閣寺道沿いの疏水には花筏ができ、多くの観光客に注目を浴びていました。背景には五山送り火で知られる大文字山もそびえています。
名残り惜しくもある光景。
で、今までよくここを歩いていたのに気づきませんでしたが、桜の木の横にこんなプレートを発見。ちょうどこの日は雨が降ったこともあり、桜の花びらがプレートに貼りつき、春の名残り惜しさを感じさせ、それが目を惹きました。
プレートには「哲学の道『関雪桜』」と書かれています。この界隈の桜並木は銀閣寺畔に居宅を構えていた日本画家・橋本関雪とゆかりがあります。
橋本関雪は大正から昭和にかけて活躍した日本画家で、四条派の画風に南画の技法を加えた独特のスタイルで知られた著名画家。画家として大成した際、妻よねの提案で、苦しい時代を支えてくれた京都の人々への恩返しとして、銀閣寺道交差点から洗心橋付近に約300本のソメイヨシノを寄付植樹され、桜並木ができました。以降、この桜のトンネルのように続く哲学の道の桜並木は京都人に『関雪桜』と呼ばれ親しまれています。
橋本関雪は大正から昭和にかけて活躍した日本画家で、四条派の画風に南画の技法を加えた独特のスタイルで知られた著名画家。画家として大成した際、妻よねの提案で、苦しい時代を支えてくれた京都の人々への恩返しとして、銀閣寺道交差点から洗心橋付近に約300本のソメイヨシノを寄付植樹され、桜並木ができました。以降、この桜のトンネルのように続く哲学の道の桜並木は京都人に『関雪桜』と呼ばれ親しまれています。
そのプレートのある場所の向かいには、橋本関雪のアトリエ兼居宅があり、現在では『白沙村荘 橋本関雪記念館』として、季節によっては入館も可能。
京都検定にも出題された、京都ゆかりの日本画家の『関雪桜』。他の桜並木とは違い、関雪桜を見ているとどこか芸術や文化的インスピレーションがわくのも、橋本関雪ゆかりであるからこそ、かもしれませんね。ご参考に。
京都検定にも出題された、京都ゆかりの日本画家の『関雪桜』。他の桜並木とは違い、関雪桜を見ているとどこか芸術や文化的インスピレーションがわくのも、橋本関雪ゆかりであるからこそ、かもしれませんね。ご参考に。
銀閣寺から南禅寺までの約2キロメートルにわたるこの道は、日本の哲学界に大きな影響を与えた京都大学の哲学者・西田幾多郎が思索にふけりながら歩いたことからその名が付けられました。