映画にでてきそうないにしえ喫茶★トースト Meets カレー★「菊しんコーヒー」【東山安井】

ゆるっとディリーライフ

東山安井の交差点を少しはいっただけなのに、繁華街から空気が一変する細路地。
昭和の古き良き名残り、
生活感ある景色が広がります。
こちらに今年５月にオープンされた
菊しんコーヒー。まだニューフェイスなのに昔からあるようなしっくり馴染んだ風貌は、もはや貫禄さえ伺えます。

引き戸の奥には山吹色のエプロンをお召しになったマスター様がスタンバイ。カウンターに小さなテーブル一つの超コンパクトサイズ。

優しく差し込む陽光に木の温もり、昭和アイテムがタイムレスに寛げる柔らか空間を演出。

ゆらゆらとゆれる
裸電球、アンニュイ空気感。
カウンター下には剥き出しになったオレンジの配線、なにかにつけて半製品な感じが堪らない。

お手拭きはオリジナル手拭い。

メニュー

メニューは喫茶店の王道がづらり。
カレールー単体のメニューはなかなか喫茶店ではお目にかかれず、パン派としてはなかなか嬉しい配慮。

バタートーストとカレー

カレーセット（¥1000）プラストッピングチーズ（¥100）

こちらはカレーセットでもご飯ではなくバタートーストもチョイス可能。この組み合わせ、意外と対応してくれる所が少ないトースト好きには悲しき現状。私はカレーセット（トースト、カレー、アイスコーヒー）とカレーにチーズをトッピングする事に。

さらりとしたテクスチャのルーは牛スジの深みのあるお味。
チーズがさらなるコクをプラスし、
瀞み具合がsupertasty!

トーストは食べやすく六当分にカット。甘みのある生地に、サクフワの食感。
そしてカレーにつけて、頂くと
バターカレーのような超こくまろな
絶品トーストに早変わり。そしてもちろん、そのままでも◎。
バタートーストだけでも、ご賞味していただきたい。

アイスコーヒーはあらかじめシロップいりの所謂、冷コー的提供かブラックかチョイス可能。
ブラックでいただきましたが、ふわっと香るほろ苦い風味がなんとも美味。
ロータスのビスケットは今や美味しいコーヒーを出されるカフェのお約束口汚しですね。

どのお客様に対しても自然体で対応。
まだお若くお見受けするマスター様、ご近所のマダムとも対等に会話が進められるのは一種の技の様な気も。

1卓のみですが、わざわざ一度外にでてこちらのテーブルに配膳される御苦労があるよう。
その一手間も、こちら側から見ればなかなか味のある光景でした。
朝はモーニングセットもご用意されていますが、こちらのカレーも朝から頂けるようで一時期話題を掻っ攫った朝カレーもおすすめ。
コンパクトな空間なつまった多目的な魅力。今イチオシの祇園エリアの純喫茶でした。

菊しんコーヒー　クチコミ情報

菊しんコーヒー　基本情報

名称：菊しんコーヒー
住所：京都市東山区下弁天町61-11菊しんアパート101号室
営業時間：8：00～18：00
定休日：日曜日