東大路通り沿いにある、真言宗智山派の総本山
その敷地内の南側にある智積院会館。
こちらが、その宿坊になります。寺関係者や檀家の方はもちろんのこと、宗派関係なく一般の人ももちろん宿泊可能。しかも京都市内の絶好のロケーションに立地しながら、1泊朝食付で6670円でかなりの破格。それもシーズン関係なくこの値段。
外国人観光客の方も宿泊されてました。日本人以上に情報通ですね(笑)
外国人観光客の方も宿泊されてました。日本人以上に情報通ですね(笑)
建物自体は鉄骨の昭和建築で、わりと古い感じではありますが。
まあ、安かろう悪かろうということもあるのでは?と思いながら、部屋は和室でかなりの広さ。畳や内装はわりと新しめです。テレビもあります。バス・トイレは共同にはなりますが。
アメニティーが充実してて、こんな記念品も。
智積院のオリジナル手ぬぐい。
そして、お茶請けのお菓子もあります(笑)
共同の洗面台。こちらも清潔でわりと新しい雰囲気。トイレもオールウォシュレットで比較的最新のやつ。共同とはいえ、とても快適。
大浴場もあり、私が入った時は独り占め状態。
施設利用にあたっての、いろいろなルールが書かれています。
お風呂や門限の時間がわりと早めに設定されてたりするのは、やはり宿坊ならではかなぁと。
夕飯はボリューム満点の精進料理付で宿泊料は1万円以下
今回は外食せず、ゆっくり会館で過ごそうと予めレストランの料理を予約。こちらは精進料理。ランクが2つあり、1,620円と3,240円。で、こちらは3240円。そして、京懐石もあります。
それにしても、精進料理とはいえこんな豪華な夕飯付でも宿泊料が1万円切るというのは、京都市内ではちょっと考えられないほどの安さ。
それにしても、精進料理とはいえこんな豪華な夕飯付でも宿泊料が1万円切るというのは、京都市内ではちょっと考えられないほどの安さ。
瓶ビールもつけちゃいました(笑)
私が今まで泊まったことのある宿坊では、どこもアルコール類置いてありましたね。ま、お酒のことを般若湯とも言いますからね。アリなんでしょう。
私が今まで泊まったことのある宿坊では、どこもアルコール類置いてありましたね。ま、お酒のことを般若湯とも言いますからね。アリなんでしょう。
こちらは自慢の自家製豆腐。国産大豆を使った手づくり豆腐だそうです。
最初そのまま食べます。大豆の旨味、甘みをよく感じながら。さらに昆布塩をかけて食べると旨味が爆発してちょっとごちそう感も。美味しい!
季節の賀茂茄子田楽や
いろいろ品数豊富。八寸的なもんですかね。他にも炊き合わせ、天ぷら、刺身こんにゃく、胡麻豆腐。デザートには黒蜜たっぷりのわらび餅もつき、完全な精進料理。でもボリュームたっぷりで満腹に。
満腹になっても、胃腸にそれほど負担かかってないところが精進料理の良さですかね。この日は早めに就寝して、次の日の早朝のお勤めに備えました。
ヨ~イヤサ~♪
満腹になっても、胃腸にそれほど負担かかってないところが精進料理の良さですかね。この日は早めに就寝して、次の日の早朝のお勤めに備えました。
ヨ~イヤサ~♪
智積院会館 への口コミ
三十三間堂(本堂内撮影禁止)
— チエゴン (@gon812) 2017年2月19日
京都国立博物館 明治古都館(調査・改修のため閉館中)
ロダン作 考える人
宿坊 智積院会館
夕食は宿坊にて精進料理 pic.twitter.com/yDvgwc1R2v
智積院の歴史をたどるとかなり複雑。紀州にあった大伝法院と、豊臣秀吉が、3歳で死去した愛児鶴松のために建てた祥雲寺という2つの寺が関係する。
もともと紀州根来山にあり、さらに遡ると高野山に建立された寺院。教義上の対立から高野山を去り紀州に移ったが、さらに近代に入り豊臣秀吉と対立。
関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康により、東山の豊国神社の付属寺院の土地建物を与えられ、智積院はようやく復興。さらに豊臣が滅び、隣接地にあった豊臣家ゆかりの禅寺・祥雲寺の寺地も与えられてさらに規模を拡大、という流れ。