【京都ランチ】行列人気の本格手打ちうどん！限定レアな本場香川『あん餅うどん』も「大河」

伏見区深草、名神高速道路より北側にある住宅街。
ここに、以前から来店したかった本格手打ちうどんの名店「大河」があります。テレビや雑誌にもたびたび紹介され、行列をつくることでも知られる有名店。

なので、来店するなら平日、しかも昼前に来れるタイミングしかないな、と常々思っていたお店。この日は、ちょうどそのタイミングが叶い、ポタリング途中にやってきました。

店前のPOPからして、うどんはもちろんのこと、他副菜の材料にもこだわりを感じます。無花果の天ぷら！　考えてみると、うどん店の天ぷらで、そんな攻めたものがあっただろうか（笑）これだけでも興味津々。

昼前に来店したにもかかわらず、店内はすでに盛り上がっていました。

テーブルセッティングされている間に店内見渡すと、天かすの無料持ち帰りサービス発見。こういうのうれしいですよね。

店内はテーブル席とカウンター席あり、わりとグループで来られる方も。

で、メニュー。

うどんの作り方まで大公開されています（笑）

とにかく、メニューが豊富すぎて迷います（笑）うどんは温or冷あり、さらにご飯ものも定番以外に本日のご飯もあったり。トッピング材も数々。さらにお子さまメニューも3種類。

で、やはり最初は初めての方向けの店オススメメニュー、めちゃ旨やさい天セットあたりかな、と。無花果の天ぷらも食べられるし。

と思って、ふと限定メニューを見ると、きのこすだちうどんとあんもち天、と。ここでヤバい！ズキューン！！と撃ち抜かれ、これしかないな、と。

うどんの具材、信州きのこにも惹かれましたが、なんといっても京都でうどん県の香川、しかも観音寺のあん餅うどんが食べられるってなかなかないな、と。以前、出張で香川県観音寺を訪れた際、名物ということであん餅うどんを食べたことがあり、その甘じょっぱい不思議な取り合わせに、本場やなぁ～と。以降お遍路で訪れた際にも食べ、そんな郷土色強いうどんが京都で食べられるなんて、四の五の言わずにこれ一択やな、と。

香川ではお雑煮のお餅もあん入りだったりで、そういう振り切ったご当地グルメに出会ったら、絶対食べとく派なので、今回はきのこすだちうどんとあん餅天1780円を注文。

あとでご主人に聞くと、つい最近香川に行った際に調達され、メニューで提供しているんだとか。なので、これを読んでお店に走っても、もしかした終売かもしれませんので、ご了承ください（汗）

しばらくして登場のきのこすだちうどんとあん餅天。

そして、こちらが本場かなくま餅福田謹製のあん餅を使った天ぷら。香川では最初からうどんにインされていましたが、別盛りのほうが初めての人には抵抗感少ないかもしれません（笑）けっこう大きなあん餅で、分割用のハサミも添えられています。

そして、きのこすだちうどん。最初、あれ？なんか鶏うどん？注文間違えた？？とご主人に聞き直してしまいましたが、鶏肉も入ってる、とのこと（ホッ）

まずはうどん。温うどん用にそうされているのか、比較的細めで艶やか。硬さも適度な柔らかさですが、むっちりとしたシコシコ感は手打ちならではの美味しさ。

出汁がとても上品。すだちのさわやかな風味も加わり、うどんの風味も感じられる繊細さ。

鶏肉は鳥なんば的に通常出汁で煮込まれるお店がほとんどの中、シンプルに皮をカリカリ状態にグリルしたものをざく切りしてトッピングし、工夫されています。この方が、すだちとの相性も抜群。

きのこどこや？と漁っていると、鶏肉の豪華さに押されつつも、信州白ひらたけ、安比まいたけが登場し、この後下の方から続々ときのこ出現（笑）すだち効果もあり、マツタケにも負けず劣らずの香り高く、あぁ秋をいただいてるなぁという美味しさ。

そして、あん餅天ぷら。香川では天ぷら状ではなく、焼いたあん餅が確か入っていたと思いますが。ハサミでカット。

まずは添えられた塩をつけて。単体で食べると、もともと甘さ控えめのあんこ使いであることがわかります。

もう半分は、やはりうどんにインしてナンボでしょう！ということで（笑）

汁にしっかり浸していただきます。いい塩梅。このひと鉢に味のカオス状態（笑）贅沢。

ここにきて、味変材も。
上品なお出汁なので、柚子が合うんですね。柚子胡椒と柚子七味。

で、いろんな味を含んだお汁を飲み干し、完食完汁ゴチ！

うどんの美味しさはもちろんのこと、メニューの引き出しの多さに驚かされました。きっと、いつ行ってもその季節のオススメがあり、客を飽きささずリピートする人も多いんでしょうね。冷うどんのイメージのお店でしたが、温うどんも最高でした。また違う季節にも訪れたいですね。ヨ～イヤサ～♪