京大近くにオープン!本格的だけど気軽に使えるイタリアンバル「アンコルク」

京大農学部の東側、お店の名前は「アンコルク」(uncorke)。2025年2月にオープンしたばかりのイタリアワインバルなのだ。

目次

気軽に使えるイタリアワインバル

食べログで予約可能なことが判明、間髪入れず速攻で予約を入れたのだ。(こういう時、ネット予約できるお店は便利ですな) またまたなんだかいい感じ!のご店主が1人で回す、滅茶イイお店でしたので、しっかり目に気合を入れてご紹介~。

金曜日18時チョイ過ぎ。場所は吉田山の北側で今出川通沿い。京大農学部の東側にあるこういうお店。

中二階にあるお店の名前は「アンコルク」(uncorke)。2025年2月にオープンしたばかりのイタリアンワインバルなのだ。長らくタイ料理などのアジアン系料理店だった物件ですな。

カウンター席が5席、4人掛けテーブルが2つなのですが、1人で回すには少々ゆとりがありすぎる超ゆったり空間。細面の正にしゅっとした男前ご店主が1人で回しておられました。カウンター席に促され、キッチンと店内を見渡せる位置に座ろうとする習慣がありますので、一番奥の席に。

とりあえず何か吞もうとドリンクメニューを確認。こういうワインバルではかなりの良心的価格設定。ワインを吞んでね!という方向性は明白。カウンター上にワインボトルがずらーっと並んでいてなかなか壮観なのですが、とりあえず・・・・

「ハートランド(中)」¥700を注文し、ふーっと一息。ご店主はお話好き且つ客あしらいがめっちゃお上手。「このお店をどこで知って頂いたんですか~」から、「京都の人はカウンター席がお好きな人が多くて楽しいです~」やら、ご店主は群馬出身の移住者であることなど色々と情報交換。 

そうそう、こういう生まれながらに接客業に向いている人が間違いなく一定数居るなあと思いつつ。

さあ何を食べようかということに。こちらが前菜系。1人で回すワインバルとすると、なんだか非常に豊富なのですが、この密度で三ページ構成。

さらに、薪火焼ではありませんが、寝かせた生地を広げるところからスタートするめっちゃハイレベルなピッツアが食べられるわけで。その仕掛けは後程。(私的にはキッチンを見た途端にピッツア注文は既定路線なわけで)

更にパスタやがっちり系メインまで完備しているという。これは悩みますな~。
相方が今日はパスタが食べたいね!というので、先に「前菜盛り合わせ」(二人前¥2000)と、「フライ盛り合わせ」¥1200を注文し、パスタを食べて、隙間があればピッツアに行こう!としたら、ご店主曰く、最近メニュー見直し中で前菜盛り合わせにフライ物も一緒に盛り付けるようにしたので、一皿で大丈夫ですよ!とアドバイスあり、それとパスタをまずはお願いするわけで。

先に、前菜まではこれで凌いでください~!と登場したシーザーサラダ。おー、一皿目に野菜は嬉しいよな!と思っていると、お隣のカップルと同時にこの前菜が登場。

いやー、この盛り込みですか~!中央はさっぱり目の酢の利かせ具合が美味しい「サーモンとアボガドのタルタル」、ゼロ時の方向から時計回りで、レバー感シッカリ目の「パテドカンパーニュ」、「プチトマトのカプレーゼ」、でっかい春巻き型の「フレンチフライ」に「青海苔のゼッポリーニ」、小さい俵型のは生ハム入りのミニコロッケ的な、トマトソースが掛かっている丸いのは「アランチーニ」、「カマンベールチーズ」、「生ハム」、「サラミ」というてんこ盛り盛り加減。 
ご店主に、これはお値段がおかしいので早急に値段改定するべきだ!と進言するわけで(滝汗) これだけで2人でボトル一本なら軽いですな。いやはや大充実! 後程、伝票をチェックしたところ¥2000ではなくて、¥1800でした・・・。

カウンターに並べてあるのはお手軽ボトルが中心で、グラス¥900~¥1100ぐらいのアイテムが沢山あり目移り。開けてあるのは10本ほどですが、空になるとどんどん抜栓されているわけで。お勧めをお願いして、こちらをチョイス。

右側は伊フリウリから「Fiegl Dai Dai」なり。フリウラーノ60%、リボッラ・ジャッラ40%の自然派オレンジワインですが、農産物感薄めで綺麗な感じ。滑らかでスムーズでウマー!ですな。相方は軽い赤をとお願いし、これも伊フリウリの「Verso Rosso Sclopit 2022」を。キツネマークが印象的。軽いのに味がある、という感じで、これまた色々なお料理に合わせて見たくなる一品でした。

で、しっかり前菜だけでグラスが楽々一杯空きまして、再び次のパスタに合うワインを!とお願いしたら、赤が合いますよ!ということで・・・

こちらの2種を。右は伊プーリアの「Menhir 29 Quota Primitivo」なり。フルーツ感しっかりでウマー!次のパスタが海老だったのでどうよ?と思ったのですが、全然杞憂。左は仏で「Vinovalie Demon Noir Malbec Merlot 2022」なり。悪魔マークがなんだか印象的なのですが、これも旨かったような!コスパ優秀系。 ちゃんと美味しいのを出されているのに、概ねグラス¥900~1000の安全安心価格なのも嬉しい。

で、パスタ。「海老とアスパラのトマトクリーム」¥1600なり。これがですね・・・

これまたなんだか学生さん向けしっかり量!ボリューミー!なタリアテッレなのですが、味付けが素直なのでスルスルっと頂けるトマトクリーム系。いやー、バルでこれが頂けるのは嬉しい。2人でシェアでも全然OK量。

とはいえ、これならなんとかピッツアも入りそうと目星をつけて、めちゃ悩んで、今の赤グラスに合いそうなピッツアを推薦してもらいました。

で、奥のキッチンには料理系のグループや宣伝をクリックしてみる人なら、一度は見たことがありそうな電気式ピッツアオーブン「ENRO」がババーンと鎮座。家庭用の100V電源で400℃!まで加熱可能な優れもの。本格派ナポリピッツアが3分足らずで焼けるのだ。 個人的にめっちゃ欲しいのですが、我が家には置く場所が無いわけで(汗)

で、注文後10分ほどでババーンと登場! 「ポモドーロ」¥1700なり。モッツアレラ、トマト、チェリートマト、オレガノという構成。いやー超熱々! まちがいなくナポリ風ふわふわもちもち生地。いやはや、ここまでのピッツアが家庭用オーブンで焼けるなんて~!(とはいえ、このサイズのオーブンを置けるキッチンはかなりリッチな面積ですな・・・)

ご店主は薪窯でピッツアを焼かれた経験もあるようですが、1人で活動するので、窯の面倒を見ないで他の事ができる、このオーブンをチョイスされたようです。いやー、これは全然有りだ!と思いました。

お一人で回しておられるので、ピッツアカッターでセルフで好きなように切ってくださいね~!という仕組み。トマトソースなのですが、更に薄切りのトマトを乗せ焼いてあるので、めちゃくちゃジューシー!汁まみれ!な一品。これは手で持っては食べられませんな。

で、いつものパターンならナイフが切れん!とぶちぶち文句を言うのですが、全然普通のナイフなのに意外にすんなりと切れて、いやはや大大大満足。とはいえ、流石にもう入らないよ!と3皿で轟沈したわけで。はー、喰った喰った。

で、支払いで更にビックリするのですが、ビール中瓶1、グラススパークリング1、赤白グラス4とそこそこ呑みで、ご店主と色々話し込んだので3皿しか食べていないのに滞在時間は2時間少々。で、支払いは¥10400でした。超お値打ち価格ですな。
場所柄、大学関係者が便利に使われるように思うのですが、イイ感じのお手軽さとフレンドリーさを併せ持つ、なんだか居心地の良いお店でした。こういうスタイルなので、1人でも行きやすいですし、もっと若者が使っても良さそうな気がします。

帰りがけに入り口側の壁がミニギャラリーになっているのを教えてもらうのですが、ちょうどイラスト作家さんの商品展示中で、今後も、色々な方の作品を置かせて頂きたいですね!とのことでしたので、腕に覚えのある方は是非。

店舗情報

店名:アンコルク (uncorke)
住所:京都市左京区北白川西町82-3 光楽堂ビル 1F
営業時間:
11:00〜15:00(LO14:30)
17:00〜23:00(LO22:00)※金18時〜
定休日:不定休+水曜、金曜ランチ営業 ※お店のInstagram確認
TEL:075-746-3974
https://www.instagram.com/uncorke_kyoto/