【京都和食】冬の味覚のカニも☆めくるめくおまかせコースの隠れ家的名店「祇園いわさ起」

おおきに~豆はなどす☆今回は東山区祇園南の隠れ家的料亭。おまかせコースで季節の味覚を存分に味わえる。冬の味覚の王様ズワイガニも登場。

目次

祇園の隠れ家的名店☆冬の味覚満載おまかせコース

東山区祇園南。この界隈のランドマーク、八坂神社が見えます。この日は友人とこじんまりとした忘年会をしようと、とある祇園にある和食店に予約を入れてやってきました。ちょうど祇園を代表する有名料亭がひしめくエリア。通りにはウェルカム的打ち水もなされています。

そこからちょっと細い通りに入り、うっすらと灯された行燈に暖簾。簡素ともいえる外観。お目当ての料亭『祇園いわさ起』があり、グルメな友人の希望で今回初訪問。

こちらの御主人は神戸のホテルや京都の名店で修業を積み、祇園の料亭で料理長を務めるなどの和食経験活かし、6年前にオープンされたお店。

店内はカウンター席と奥のテーブル席の合わせて10人弱のスペース。本当はカウンター席が希望でしたが、すでに予約の段階でテーブル席しか残っておらず、今回は奥のスベースへ。うっすらカウンターの様子が見える位置。

テーブル席の奥には坪庭があり、カエデの木ですかね。すでに紅葉ピークを終えた様子でした。

こちらは昼営業もされていますが、夜はおまかせコースのみで、12000円~の3段階コース。今回は真ん中ランクの15000円のコースをお願いしました。で、飲み物リスト。日本酒はもちろん、ワインやシャンパンなど。

で、最初にウェルカムドリンクとしてシャンパンがふるまわれます。

まずは先付。
雲子にかぶらのすり流し。かぶらの繊細な味わいを引き出すべく調味最小限にとどめ淡く、雲子のコクと食感の輪郭が浮き上がるような。冬だね~と思わず笑みがこぼれる一品。

思わず、うわ~と歓声をもらしてしまう鮮やかな盛り付けの八寸。
時計回りに、自家製からすみと素揚げ海老芋、鯖の磯部巻き寿司、平貝ともずく茶わん蒸し、あとおせち料理の前菜のような盛り合わせ小皿。周囲には南天や椿の葉もあしらわれ、冬らしい装い。

ここから日本酒に。澤屋まつもとの純米酒で端麗辛口。お猪口もいくつかの中からチョイスでき、手に取ったものがバカラのアンティークとか。グラスはわりとアンティークのものを好んで収集されてる様子で、どれもうっとりするようなものばかりでした。

ねっとりといい塩梅の自家製からすみとちがうねっとり感の海老芋。お酒が進みます。

どれも安定の美味しさというか。

椀物。クエのにゅうめん。素麺の極細感と湯で加減が完璧。クエのお出汁もいい。お椀も艶やか。

さらに、日本酒追加で岩手のあさ開『水神』純米大辛口。お猪口チェンジで、これもバカラのアンティークで取っ手付き。本来リキュール用みたいです。

お造り4種。明石鯛、トロ、ヤイトカツオ、紋甲イカ。面白いのが醤油以外に、塩とゴマ油、レモン塩があり、紋甲イカにはごま油塩、鯛にはレモン塩推奨とのこと。あと、トロには添えてある辛味大根を、と。

どれも絶品。

焼き物。手前にボラの白子焼きと銀杏、白花豆、奥にカマス。
ボラの卵巣であるからすみを食べることは多々あっても、白子を食べる機会は貴重です。白子らしい濃厚な味わいも適度なバランスで。

冬の味覚の王様・ズワイガニ。タグが付いてました(笑)兵庫柴山港であがった『柴山がに』。身も味噌も濃厚で大満足。

ここから意外にもガッツリな一品。小さい鉄鍋に熱々で登場のテールスープのポトフ。かぶらが入ってます。お肉トロトロでお箸でほろりと崩れるほど。大食漢の私もこの時点でかなりお腹が膨れました(笑)

最後のお食事には、土鍋ご飯でマス、いくら、金胡麻のまぜご飯に。

他、香の物とお味噌汁付き。胡麻の香ばしさといくらのプチプチ感とマスのほぐし身がリッチでとても美味しく、おかわりしました(笑)

水物は3種類。抹茶アイス、プリン、奈良の柿、洋梨、イチゴ。もうお腹パンパン(爆)

最後ご主人と少しお話させていただきましたが、美味しいものでお腹いっぱいになってもらいたいのでわりとボリューイーな構成です、と。この祇園の立地でこれだけいろんな冬の味覚をいただき、さらにお腹いっぱいになれリーズナブルな大満足なおまかせコース。一年の締めくくりにふさわしい絶品料理たちでした。また別の機会にも訪れたいお店ですね。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:祇園いわさ起
場所:京都市東山区祗園町南側570-183
電話:075-531-0533
営業時間:12:00~15:00 18:00~19:30
定休日:不定休